内容説明
百両の“賄賂”が奪われた! 公に出来ない大金を巡って、札差笠倉屋に激震が走る。極秘情報である米の公定価格が百両で事前に分かるという怪しい儲け話に、若旦那が独断で乗ってしまったのだ。運搬中に強奪された百両を秘密裡に取り戻すよう命じられた弐吉は、企みの首謀者を探し始める。調べの中、昔住んでいた長屋近辺で、10年前に父を死なせた侍の手がかりも浮上し……。消えた百両と父の仇に迫る、激動のシリーズ第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
19
2024年2月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。笠倉屋から奪われた百両の事件の調べに身を投じる手代の弐吉。地道で難しい展開だが、どうする感あふれる進展にいつの間にかのめり込んでしまった。ラスト付近の弐吉や取り巻く人々の考えや態度が面白く、事件の顛末には感動さえ覚えます。いつの間にか、弐吉を応援するお文、お浦と一緒になって喝采をおくってました。2024/03/29
goodchoice
1
成り上がり物だけにしょうがないのだろうけど、理不尽な苦労が胸に刺さる。千野さんにしては珍しい苦労譚だ。2024/08/11
snowflake
0
「いい話だと思うんだけどねえ」2024/05/09
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