内容説明
札差の懐事情を役人が探り始め、笠倉屋にも連日調べが入っていた。番頭の清蔵と話した弐吉は、札差にとって不利な触(ふれ)が出る予兆ではないかと危機感を抱く。金利の引き下げか、借金の一部帳消しか……。店を守るため、古い貸金を回収しようと動く弐吉だが、借り手の侍達の暮らしも厳しく返済は思うように進まない。行き詰まった弐吉を救ったのは、お文の一言だった――。江戸金融界未曾有の危機に立ち向かう波瀾のシリーズ第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
12
2024年10月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ4作目。棄捐令前夜ともいえる江戸の様子が興味深い。さて、次回、どう展開するのか、楽しみで、わくわくです。2024/12/31
鈴木正大
1
今回は旗本、御家人が札差からの借金が嵩みニッチもサッチも行かなくなり幕府が札差に貸金の権利放棄させた寛政棄捐令をテーマにした。その動きを事前に察知した笠倉屋と弍吉は店を守ろうと善後策を講じる。 2024/10/25
asky0084
0
★✪☆☆☆2024/12/25
snowflake
0
武士の面目というのは、たいへん厄介だ。2024/11/28
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