内容説明
池上 彰氏が初めて責任編集をする、明日の自信になる教養シリーズ。
第1弾に刊行するのは、「国境学」。
ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区の襲撃、
いずれも国境や土地の境をめぐって争いが続いています。
時々刻々と変化し、伝えられるニュースについて、その背景や洞察を説明してくれる著者は、
現地取材を豊富に行っているジャーナリストの増田ユリヤ氏。
周囲を海に囲まれている日本にいると感じにくい「国境」ですが、
実は私たちにもいかに関係が深いかをわかりやすくお伝えします。
世界で起きていることを知り、日本の置かれている状況を理解するために
最適な、今までにない「国境学」の本です。
<目次>
CHAPTER1 国境は戦争によって決まりました
CHAPTER2 国境は話し合いで決まりました
CHAPTER3 国境は自然地形で決まりました
CHAPTER4 国境は他所の人が勝手に決めました
CHAPTER5 国境はイデオロギーで決まりました
CHAPTER6 国境はまだ決まっていません
など
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
noko
4
国境をテーマにした一冊。国境がどのように決まったかを解説している。ユーゴスラビアの国境の話が興味深かった。私が子供の頃、本当によくニュースでやっていて、悲惨な紛争だった思い出がある。1人のリーダーの死によって、一つだった国が内戦により、7つに分裂した。リーダーの名はチトー。第二次世界大戦で活躍した将軍。元々色んな民族が住んでいて、まとめるのは難しかったが、チトーのリーダーリップでもっていた。ボスニアではスレブレニツァの虐殺もあり、少なくても20万ボスニアで亡くなっている。コソボ紛争も起きた。歴史も知れる。2024/11/22
Go Extreme
3
戦争: バルカン半島 ドイツとフランス フィンランドとソ連 米国の一部は買収 話し合い: 二重帝国制・ハンガリー帝国 友好的なアメリカとカナダ 植民地支配と宗教の違い 中国・ロシア チリ・アルゼンチンーキリスト教のおかげ 自然地形: 河川国境 山岳国境 フィヨルド 領海と領空の考え方 他所の人: 植民地支配→不自然な国境線 南米・大航海時代の名残 イデオロギー: ベルリンの壁 チェチェン紛争 スイス ベトナム 現在進行形: カシミール地方 韓国と北朝鮮 イスラエル・パレスチナ ロシア・ウクライナ2024/08/29
とみた
3
世界には様々な国境問題が存在する。大抵は紛争になったりしているけれど平和的解決になったケースも有る。 相手の文化を尊重することが大切。特に言語支配した場合は自国語を矯正することはその人のアイデンティティを否定することになるので良くない。2024/07/13
marsan
2
図書館本。 「国境学」という言葉が目新しいので読んでみた。今起きている、あるいは過去に起きた世界の様々な紛争などは国境が大きく影響していると説明。「なるほど」「へぇ〜」と思いつつ読み進めた。壮大な宇宙からみれば小さな地球で、国境という線を引いて醜い争いを繰り返しているが、本当にこれで良いのかと改めて考えさせられた。24322024/08/07
takao
1
ふむ2024/07/12




