内容説明
池上 彰氏が初めて責任編集をする、明日の自信になる教養シリーズ。
4冊目は、「語彙学」です。
自信を持って敬語を使えていますか?
大人として最低限必要な語彙はどれくらいなのでしょう?
言葉づかいでその人の印象が決まり、それは社会的信用にもつながります。
語彙力が足りない、きちんとした言葉づかいをしたい…。
そんなあなたにやさしくレクチャーしてくれるのは、著者の吉田裕子氏。
言葉や古典を教える、人気の国語講師です。
本書では、語彙について知り、語彙力がなぜ必要なのかを、
言葉をめぐる状況を踏まえて詳しく解説しています。
この点が、「すぐに使える語彙ワード集」だけが載った類書との大きな違いと言えます。
しかも、この一冊で「語彙」についての学びを深めてもらいたいと、
まず身に付けたい語彙特選ワードも紹介しています。
語彙を学ぶと、話し方が変わります。
それはあなたが信頼を得て、人間関係をも円滑にしてくれることを意味します。
そしてネット時代だからこそ、SNSでの書く力、
AIよりも自分自身が語彙力を持っていることが必要です。
言葉を使い続け、磨き続けることを提言し、世界が広がることを後押ししてくれる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろ
6
習慣的に本を読んでいるので「認知語彙」は少ない方ではないだろうと思う。だがここ数年「使用語彙」が非常に痩せて貧弱になっていることに薄々気づいていた。言葉は変わっていく。知らない言葉も増えていく。アップデートしつつ、脳の中で休眠している語彙を目覚めさせ、「3回使って」自分のものにしていかないといけない。大学生から新社会人がコアターゲットな本だが、年齢は関係ないだろう。いくつになっても謙虚に学ぼうという気持ちにさせてくれる本。2024/07/09
Salsaru
5
個人の感想としては、文字が大きくて内容が薄いかな。2024/07/15
:>Luna
1
国語の先生が書くと文章もこんなに読みやすくなるんだなぁ。語彙力を増やすというと、口語ではなかなか使わないような堅い言葉から勉強するイメージがあるが、どこから手を付ければ良いか分かって今後に活かせそう。池上さんの巻末のまとめの現代の言葉の使い方についてのツッコミは、笑ってしまった。2025/06/07
Tatsuo Hayakawa
1
SNSなどで触れる言葉の質が変わってきているのは実感するが、自分の言葉を点検するということがなかったので、そもそもその概念に気付かされた。正しい言葉を使わないと恥をかくと不安をあおるのがこの類の書の常であるが、どのようなメリットがあるのか、とポジティブに転換しているのが吉田先生の特徴であろう。語彙力は言葉との出会いと意識により伸びることもあるし成長しないこともある。言葉との出会いの機会は自分で選べるし増やしていけるので、意識し積極的に出会い豊かにしていきたい。2024/08/21
大浦セイラン
0
『選んだ選択肢を正しくする』自分が好きな道を選んだものの、隣の芝生は青く見えがち。「この道を正解にしよう」と自分を支える。2025/04/10