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内容説明
心の声が聞こえる少年。その苦しみとは…
『触れた金属を曲げてしまう』という
特異な能力を持つ武士、竜土鋼之助。
そして、そんな鋼之助を慕う謎の女、月。
しかし、月は土御門家の手先にさらわれてしまう。
失意の鋼之助の前に現れたのは、
『未来を見通す』力を持つ盲目の巫女、明。
鋼之助は明の助けを借りながら、
月を探す旅に出るが…
一人の男と二人の女。
過去、現在、未来。
大きなうねりとなり、物語は動き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとみん
5
鋼之助の力、月の目的、そして晴雄に宿っているものの思惑には異能を持つ者と持たざる者の関係も絡んできて、ものすごく厄介な状況だ。卜竹の過去は予言の自己成就とも思えて切ない。明が見る未来も可能性の一つでしかないとしたら、異能の活かし方はとても難しい。明の優しさと卜竹のシニカルさが浮き彫りになった巻だけど、まだまだ分からないことだらけな所が面白くて続きも楽しみだ。2024/03/02
かなっち
4
長く続いた月さんを探す旅もようやく終わりを迎え、念願の再会を果たしました。ですが、鋼之助の刀の力や月さんの刻を過去へ戻す能力も中途半端に明らかにされ、若干のモヤモヤは否めません。加えて今回描かれていた、想像を絶する卜竹ちゃんの壮絶な過去に胸が苦しくなって。愛する人からの拒絶や別れに、異能を持つ人の生きづらさが伝わってきました。そんな思いを明ちゃんには受け入れてもらえて安堵する中、今度はその明ちゃんに魔の手が…‼ 次から次へと待ち受けるシンドい展開に挫けそうになりますが、次巻も必ず読むつもりです。2024/05/07
龍田
3
月と再会出来た鋼之助一行。お明さんの故郷は素敵な所だな。卜竹ちゃんの過去。人間感情は複雑だし、それを深く恨まないのは凄いな。2024/09/11
まーぶる
2
卜竹ちゃんに平穏な暮らしが訪れて欲しいな。2024/04/01
こつ
1
ト竹ちゃんの過去切なかった。2024/03/20
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- 繭子ひとり(下) 新潮文庫