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内容説明
心の声が聞こえる少年。その苦しみとは…
『触れた金属を曲げてしまう』という
特異な能力を持つ武士、竜土鋼之助。
そして、そんな鋼之助を慕う謎の女、月。
しかし、月は土御門家の手先にさらわれてしまう。
失意の鋼之助の前に現れたのは、
『未来を見通す』力を持つ盲目の巫女、明。
鋼之助は明の助けを借りながら、
月を探す旅に出るが…
一人の男と二人の女。
過去、現在、未来。
大きなうねりとなり、物語は動き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとみん
5
鋼之助の力、月の目的、そして晴雄に宿っているものの思惑には異能を持つ者と持たざる者の関係も絡んできて、ものすごく厄介な状況だ。卜竹の過去は予言の自己成就とも思えて切ない。明が見る未来も可能性の一つでしかないとしたら、異能の活かし方はとても難しい。明の優しさと卜竹のシニカルさが浮き彫りになった巻だけど、まだまだ分からないことだらけな所が面白くて続きも楽しみだ。2024/03/02
まーぶる
2
卜竹ちゃんに平穏な暮らしが訪れて欲しいな。2024/04/01
こつ
1
ト竹ちゃんの過去切なかった。2024/03/20
こころのかおり
0
卜竹の過去が可哀相すぎてもう…。大好きな母の気持ちを聞きたくなかったろう、母も愛しい子に全てを聞かれたくはなかったろう。悲劇に行き着くしかなかったのかもだけど、ホントつらい2024/04/18
KUU
0
やはり環境……か。しかし、能力者が生きやすい世の中に変えるはやはりありふれ過ぎてて。 しかし、十二天将てなんだろな。悟りの子供が名乗ったときは、離反した元幹部的なのかと思ったが……2024/03/20