内容説明
「愛子女史って、ホント、素朴な人なんですねぇ……純情っていうのかな?」と青年ーいや若造はいった。「ほとんど、カワイイといつてもいいほどで」私は黙った。ああ、と長歎息する思いだった。この私がカワイイ?こんな若造にそういわれる日がくるとは!
2024年映画公開の『九十歳。何がめでたい』に連なる、痛快抱腹老後エッセイシリーズ第5弾。
※この電子書籍は2009年9月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
132
もう6冊目となると普通はなについてくる部分があると思うのですが佐藤さんのこのエッセイは読んでいて飽きが来ません。もう81歳の当時のはなしなのですが、本当にぼけず元気ですね。孫の対応など見ているとうんうんとうなずかされる部分があります。私も佐藤さんに近い年齢だからでしょうか。この中では「血脈」について書かれているところもあり、再読しようかという気になりました。2017/01/25
choike-voike
3
「第2の母」と中学時代に思い定め、ヒトやモノゴトの見方について、多大なる影響を受け、どこで急に爆笑させられるか分からないため、決して公共の場では読めなかった、敬愛する佐藤愛子さん。80才を越えて、尚お元気だと言うだけで、それだけでうれしい。本書でもまた教えていただいたこと多し。次の我が老後シリーズも楽しみに待ちたいと思う。2009/10/08
佐藤ゅ
1
サトマギの田代希介さんの話は本当にびっくりしましたね〰️😳まさに、事実は小説より奇なり!2023/02/12
オサム
1
佐藤愛子さんが"まだ"81~2歳の頃のエッセイ。私は昔から彼女のエッセイが大好き。やはり若い人には「時代が違う」と言われるのかなあ。私には、彼女の考え方は正しいとしか思えないが。なかなか口に出せない事柄をこうズバッ!と書いてくれると、こちらの胸もスカッとする✨☀️✨2022/06/25
彩乃
1
老いたりとはいえ、この筆の鋭さは素晴らしい。とりあえず「血脈」は読まねばならん、と思いました。長生きしてこの老後シリーズをどんどん続けて欲しい。2010/05/16
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