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内容説明
唐津で、銀太郎さんに連れられてあちこち回り、和文化の奥深さを再認識したさとり。宿泊するのは新進気鋭の陶芸家・船津仁の工房。そこは、銀太郎さんが昔、最愛の人と暮らしていたところだという。そのひとは、仁の叔父にあたり、将来を嘱望された陶芸家だった――謎めいた美女のかなしい過去にふれる第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
39
青海波は私も大好き。青海波の着物にもご縁があり3枚ほど持っていて楽しんでいる。それより、これまで楽しく読んでいたのに、4巻がこんなに切ないなんて…。2巻の領巾振山の茶碗から、銀太郎さんが流した涙はここに繋がっていたのね…。龍子さんのストレートな言葉が、実は一番思いやりがあったりする。4巻の出来事を知って、1巻から読み直すとまた違った景色が見えてくる。さすが東村アキコ先生。2024/02/22
どあら
30
治療中に妹から借りて読了。モコちゃんと、さとりはそれぞれ良い物持ってる若人だわ❗銀太郎さんに続く不運…、乗り越えて今があるのだろうね…🥺 私も負けないぞ😣2024/03/18
ぐうぐう
21
漫画は、つくづく緩急だ。あのちゃんやへび女で遊んだ次の巻に、銀太郎の悲恋のエピソードを持ってくるとは。それはタッチにも表れている。東村アキコの、いわゆるギャグ系の作品とは異なる細い線で、しかも丁寧に描かれた画は、まさしく東村ワールドの中における緩急を感じさせる。それにしても、画のうまさに舌を巻く。と同時に、42ページのカットバックの巧みさとも相まって、なんとも凄みを覚える作品になりつつあるぞ。2024/02/25
かなっち
4
謎めいた美女(=銀太郎さん)の悲しい過去が明らかになり、始終重々しい雰囲気だった第4巻。時々そのことに触れられていたので、一応の覚悟はあったのですが…。幸せ絶頂の中での死に別れに、希望が見えた先での再びの別れと、重なる不幸に言葉もありませんでした。それでも気丈に乗り越えて、今の素敵な銀太郎さんがいるんだと、胸が熱くなりますね。加えて今は、さとりさんが、傍にいるのも安心できて。そんな2人での、日本一周旅行も楽しそうですね。…作中出てきた「松浦佐用姫伝説」にも興味が湧き、読後調べたのは言うまでもありません。2024/03/29
ちんれん
4
悲しすぎる話。2024/03/02