内容説明
レベリス王国のサラキア王女と隣国スフェンドヤードバニアのグレン王子の結婚が迫るなか、王女護衛のためベリルはレベリオ騎士団とともに隣国への国外遠征の任に就く。道中貴族の娘シュステと交流を深めたり、滅多にない外国でのひとときを過ごしていたベリルだったが――婚儀当日。祝福を受ける二人の影で反乱を画策する存在が――?両国騎士団、歴戦の傭兵に冒険者、人智を超えた怪物たち、そして思わぬ協力者の存在。異国の都にて役者が揃う。「俺の剣が役に立つのなら、いくらでも振ってみせるよ」ここに、おっさん最大の戦いが始まろうとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオフミ
31
主人公は超人ではない、人間の領域で最大限の強さという感じだ。だからといってすごい才能や能力があったとは感じられずただ努力の結晶だなと思いました。人生も折り返しとなった歳でここまでの生命力を溢れさせることはできるのか、常に目標や新たなことに挑戦する姿勢は崩しては行けないとおもいました。2024/04/24
こも 旧柏バカ一代
26
他国の王族へ嫁ぐ王女の護衛として外国へ赴く。その国は宗教色の強い国だったが、内部で抗争をしており。結婚式がその抗争の舞台になっねしまった。そして、ミュイの姉のような連中が多数襲って来て会場は大混乱となり。会場から退避したら、さらにキメラまで現れて、混乱は都市全体に波及していった。国家存亡の危機へと陥って行く。2025/01/03
ブラフ
17
【図書館】シリーズ第7巻。レベリスのサラキア王女とスフェンドヤードバニアのグラン王子の結婚がまとまり、アリューシアたち騎士団とともにベリルは護衛のため、スフェンドヤードバニアヘ。教皇はここぞと結婚式の式典を狙ってリビングデッドと合成獣を投入。激闘の末、教皇を捕えるも大した情報も引き出せず。もっと大きな存在がいるのか、、、ロゼも仮面で素顔を隠し再登場。今後も引き続き出てきそう。2024/08/26
nishiyan
9
サラキア王女のスフェンドヤードバニアのグレン王子への輿入れが決まり、アリューシアら騎士団とともに王女護衛の任務に就くベリル。同地では教皇派による陰謀が進行していて…という本巻。道中立ち寄った辺境伯領ではシュステから告白をされるもダサい返しをして自己嫌悪に陥るなど彼の結婚観が明確になったのは良き。教都での騒動では因縁がある傭兵団との共闘やスレナの登場、気になっていたあの弟子も…とベリルにとっては敵との戦いよりもむしろ彼らとの邂逅にこそ多くの収穫があったのではないかと思った。次巻はどうなるか。2024/08/18
くまくま
2
おっさん、シュステに告白される 2024/09/21