歌舞伎キャラクター事典

著者名：荒俣宏/いまいかおる

PHP研究所（2017/08発売）

• ISBN：9784569672793

内容説明

千変万化する人間の内面を巧みに描き出し、江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統芸能「歌舞伎」。登場人物たちの絢爛豪華な衣裳と特徴ある人格や性格は多くの観客を魅了し、たくさんの人気キャラクターたちを生み出してきた。本書は、究極の男伊達から無垢なお姫様、毒婦、極悪人まで、伝統的キャラクターたちにスポットをあて紹介した人物雑学である。歌舞伎の新たな魅力を発見できる一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[てっしー]

読了まだですが紹介したく。歌舞伎の登場人物事典です。テレビで歌舞伎が取り上げられるごとに、辞書的に活用しています。人物説明に加えて物語のあらすじ・名セリフ等も書かれていてGOOD。人間百科事典の荒俣サンの説明が分かりやすいのはノー・サプライズですが、いまいかおるサンのイラストが出色の出来。歌舞伎キャラを2〜3頭身に可愛らしくディフォルメしつつ、衣裳・持ち物等の特徴は完璧に押さえています。これで¥800未満とは、お値打ちだと思いました。

2013/02/14

[ホームズ]

とりあえず歌舞伎も少し興味あるし歴史小説やミステリ読むのにも役に立つだろうって感じで読んでみました。あらすじや登場人物などが載っているし絵もかわいいからので良かった（笑）

2009/10/06

[ポメ子]

歌舞伎に登場するキャラクターが、可愛らしい絵とともに、解説をされている。 多くのキャラクターがいて、色々な演目があるのもビックリ。歴史や、有名なセリフなどもキャラクターによって所々載せられていて、辞書がわりにもなりそうだ。

2018/12/14

[そのじつ]

見開き２ページで１キャラクターを扱うキャラ事典。妖怪的人物を扱う章なども設けられていて、荒俣宏の面目躍如！史実と照らし合わせる項があったり、役の理解を深めるのにもうってつけ。添えられた一コママンガも役の面白みを要約していて楽しかったです。

2011/05/21

[津島澪]

荒俣さんの文章に、ときどきクスッとさせられながら読んだ。いまいさんの絵は、とにかくカワイイ。

2013/02/21