ちくま新書<br> 人類5000年史V ――1701年~1900年

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ちくま新書
人類5000年史V ――1701年~1900年

  • 著者名:出口治明【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2023/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480075376

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内容説明

世界初の工業化である産業革命が起こり、ヨーロッパ躍進の原動力となる。自然権や平等、社会契約説、人民主権論など理性による人間の解放を唱える啓蒙思想はアメリカ独立革命、フランス革命に結実する。革命戦争、市民戦争の犠牲を経て国民国家が誕生した。清や日本は内憂外患に苦しむが、明治維新が日本の国家としての体制を後押しする。各国が列強として国力を競う覇権の時代へ。

目次

第十一章 第五千年紀後半の世界、その3 一八世紀の世界(一七〇一年から一八〇〇年まで)/(1) プロイセン王国とロシア帝国の台頭/スペイン継承戦争とプロイセン王国の誕生/多くを失ったフランスとスペイン/大北方戦争とロシアの台頭/内閣の始まり/アウラングゼーブの治世のその後/名君雍正帝/ダライ・ラマに土地を寄進/「最後の征服者」ナーディル・シャーの時代/ポーランド継承戦争/オーストリア継承戦争/外交革命と七年戦争/(2) 産業革命と乾隆帝/産業革命/両腕を切り落とされたインド/中華帝国の最後の輝き、乾隆帝の時代/インドの黄昏/ポーランドの悲哀/ガージャール朝の誕生/ポーランドが姿を消す/乾隆帝の時代の終幕/(3) アメリカの独立とフランス革命/揺れるアメリカ/アメリカの独立/フランス革命前夜/フランス革命/ロベスピエールの独裁/総裁政府とナポレオンの台頭/第十二章 第五千年紀後半の世界、その4 一九世紀の世界(一八〇一年から一九〇〇年まで)/(1) ナポレオン帝国からウィーン体制へ/皇帝ナポレオン一世/ナポレオン一世の絶頂/スペインの反乱/ナポレオンの没落/会議は踊る、されど進まず/ウィーン体制という反動/シモン・ボリバルによるラテンアメリカ独立運動/モンロー宣言/フランスでは一八三〇年に七月革命が起きる/グレート・トレック/ヴィクトリア女王の治世が始まる/グレートゲーム/アヘン戦争/ビーダーマイヤーの時代/一八四八年のヨーロッパ革命、「諸国民の春」/ナポレオン三世の登極/クリミア戦争/オスマンのパリ/イタリアの誕生/市民(南北)戦争/(2) 清と日本の内憂外患/太平天国の乱と日本の開国/連合王国の横暴──アロー戦争とインド大反乱/桜田門外の変/明治維新/岩倉使節団/(3) 国民国家の誕生/宰相ビスマルクによるドイツの統一/ビスマルクの調整能力/松方デフレ/新航路は波高し/日清戦争/一九〇〇年の世界/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あらた

33
前巻は読まずこの巻から読みはじめた。正直なところ世界各地で起きたことが年代順に羅列されているだけの書物であり長い歴史を通じての深い理解は得られない。その意味では失望が強い。この時代のヨーロッパは戦争だらけでまるで日本の戦国時代のようだと思った。2023/12/31

ginkan2

2
時代が降るにつれて、事柄が多くなってきているせいか、事実の羅列が多くなってきて、背景や因果関係の解説が少なくなってきて残念な気がしています。こういう形式だとしょうがないのかなぁ。2023/12/07

tks48

1
年に1回ずつ刊行される5000年史も残り2冊。「二〇世紀は平和で光り輝く年に見えました。」と19世紀を締めくくる。2023/12/04

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