内容説明
『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。三十階建て駅前マンションに引っ越し、気持ちを新たに次作に取り組む中、担当編集者から妙な頼み事をされる。ベテラン作家・丹賀源太郎が開いていた文学塾の閉塾に伴って催される宴に出席して欲しいというのだ。しかも依頼主は極端かつ急進的で差別主義的な思想を前面に出した長編小説がベストセラーになっている源太郎の息子だという。2人に面識もなく、塾にも関係のない李奈は戸惑うものの渋々参加を了承する。果たして開かれた宴席は、奇妙なものだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shun
41
シリーズ10作目は松岡作品の色んな秘密(?)が明かされる衝撃のオチが控えていた。さらに終盤の解決篇では、犯人の大捕り物場面で李奈の大立ち回りが映える。犯人と対峙した際にはあらゆる文学知識に精通した李奈ならでは解決策に目を奪われたが、著者らしいユーモアに納得。シリーズが長期化しつつもマンネリを回避した見事な巻だったと言えるのではないだろうか。今回も文学に関連した事件は起きましたが、それよりも1巻から追い続けてきた作家・杉浦李奈が書いた文学作品がようやくベストセラーとなり、事件以外の一コマに癒されました。2024/02/11
えみ
39
ずっと憧れていた、誰もが名前を知っている売れっ子作家。『十六夜月』で遂にその仲間入りをした杉浦李奈。これまでとは違う瀟洒なマンションに引っ越し、夢にまで見た暮らし順風満帆の小説家生活を手に入れた!かと思われたが、またしても不可解な事件に巻き込まれる。平穏とはほど遠い小説家は探偵業をやめられない。今度は招かれた宴の席で「怪談一夜草子」とそっくりに人が消える…という事件が発生。書籍に纏わる知識をフル回転させながらの謎解きに迫られる。人命がかかった時の李奈は強い。逞しくなっていく彼女の多方面の成長は微笑ましい。2025/10/04
よっち
39
『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。三十階建て駅前マンションに引っ越して心機一転次作に取り組む中、担当編集者から妙な頼み事をされる第十弾。ベテラン作家・丹賀源太郎が開いていた文学塾閉塾に伴って催される宴への出席。依頼した小説家の息子・笠都がないなくなる現象が岡本綺堂の小説に酷似した見立て殺人かのような展開を、率先して解決に向けて動く姿が作家として成功しても変わらない李奈らしいですね。いつの間にかJKの使い手となっていたり、他作品とも地続きになって繋がりも出てきましたね(苦笑)2023/12/05
坂城 弥生
35
確かに共同ペンネームだと言われたら信じてしまう松岡圭祐さんの刊行ペース。2024/11/20
九月猫
33
冒頭の白濱さんの原稿におおーっとなり、“助けて優莉結衣”で吹き出し、本編ラストに唖然。後日の編集部にシーンが移ってホッとしたと思ったら「松岡某ってのは……」の言葉に呆然!と、メインストーリーとは違うところでも衝撃の多かった10作め。 今回のモチーフは岡本綺堂。綺堂好きだけど、この作品はたぶん初読み。このマイナーな作品をなぞったような事件がまさにその舞台となった屋敷で起こる。真相は嫌な味しかしなかったけど、お話の展開は面白かった。シリーズは一旦ここまで?な雰囲気……いや、もう11巻が出てるのか!2024/05/08
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