角川文庫<br> ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック

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角川文庫
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 XI 誰が書いたかシャーロック

  • 著者名:松岡圭祐【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2024/01発売)
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  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041146866

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内容説明

ベストセラー作家になっても変わらない日々を送る李奈 。いつものようにコンビニバイトを終えて自宅マンションに帰り着くと、そこには担当編集の菊池と同い年の小説家、優佳の姿が。じれた様子の2人ら“ある賞”の候補になったことを知らされる。加えてその後、コナン・ドイル著『バスカヴィル家の犬』の謎の解明を英国大使館から依頼される。その謎とは? いったいどんな目的で? そして、気になる賞の行方は……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shun

41
シリーズ11作目。既にベストセラー作家の仲間入りを果たした李奈に新たな吉報が届く。日本で最も有名なある文学賞の候補となったということで、さらなる飛躍となるかの11巻目。そして毎度のことだが小説家として日々を過ごしたい彼女の元へ、新たな面倒ごとが舞い込んでくる。しかも今回は英国からの使者によって。それは英国が誇る名探偵シャーロック・ホームズ、その生みの親コナン・ドイルによる盗作疑惑という一大事であった。ついに李奈の文学に関するお悩み相談は海外規模になってしまったか、最高潮のクライマックスだった。2024/02/13

よっち

39
ベストセラー作家になっても変わらない日々を送る李奈。そんな彼女が直木賞候補になったことを知らされる第11弾。担当編集菊池と同い年の小説家・優佳から受賞候補選出を知らされた李奈にもたらされた、英国大使館からのコナン・ドイルの『バスカヴィル家の犬』を巡る謎の解明依頼。受賞やアニメ化した作家との気になる距離感や、昔の翻訳に対する考え方などいろいろ気になるテーマもあって、様々な思惑に振り回されながら舞台もだんだんスケールが大きくなって、万能鑑定士Qの莉子も登場しましたけど、何より選考の結果が気になりますね(苦笑)2024/03/05

ひー坊

19
今回の謎も難しい!各所に散らされていた伏線…やっぱりエンターテイメント作品はこうでないと。いやいや流石に無いだろう…え?無いよね?となるのが松岡圭祐 先生の作品。バイオレンス小説もドキドキして展開が気になるけど謎解きもドキドキして展開が気になる。そして次はどんな謎解きをするのか読み終えてもドキドキして先が気になる!2024/03/20

ai*

19
どんな大きな壁に当たってもそれを超えていく、いやぶち壊していく李奈の姿勢が素敵。応援したくなるのと同時に勇気付けられる。売れない頃から応援していたので(笑)どんどん有名になっていくと嬉しい気持ちと、ちょっとだけ寂しさをがある。2024/02/06

NAOAMI

18
『バスカヴィル家の犬』を書いたのはドイルか?当時親交があったと言われるロビンソンか。直木賞候補となった李奈はさすがにソワソワするが、英国大使館経由で権威のあるお役目を仰せつかった彼女にはまたまた災厄の日々。あらゆる文学に精通するとは言え、彼女が知るシャーロックは「翻訳」によるもの、英米の権威達の徹底調査にはついていけない。また、別筋での嫌がらせで心もヘトヘトと折れかけるが、あるきっかけから急遽渡英。ここでも打ちのめされるも終盤の閃き~莉子共闘場面の逆転山場には感動すら覚える。…んで、そこ?で終わるのか??2024/02/08

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