角川文庫<br> ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

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角川文庫
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 II

  • 著者名:松岡圭祐【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2021/12発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041122372

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内容説明

推理作家協会の懇親会に参加したラノベ作家・杉浦李奈は、会場で売れっ子の汰柱桃蔵と知り合う。後日、打ち合わせでKADOKAWAを訪れた李奈は、その汰柱が行方不明になっていることを知る。手掛かりとなるのは、1週間後に発売されるという汰柱の書いた単行本。その内容は、実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ないものだった。偶然の一致か、それとも……。本を頼りに真相に迫る、ビブリオミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Yunemo

90
これはまた大胆な展開でした。流行作家汰柱桃蔵の最新刊「告白・女児失踪」にからむ殺人事件。前作同様事件をノンフィクション作品に仕上げていく過程で起こる様々な葛藤、追いかけていくほど深まる謎、最後はどうなるの、作品は仕上がるの、との想いで読み進め。後半から煮詰まってくる事実に唖然として。その過程で出てくる数々の作家作品、これはこれで大変。横溝正史の「悪霊島」がこんな形で使われるなんて。映画と原作とノベライズ、実際の映画作品となるには原作からとばかり思い込んでいたが少々違うみたい、なことも初めて理解させられて。2021/12/30

たか

85
シリーズ第2作。売れっ子作家の汰柱桃蔵が行方不明となる中、1週間後に発売される汰柱の小説が実際の女児失踪事件の当事者しか知り得ない内容だった。ラノベ作家の杉浦李奈は汰柱行方不明の当日に推協の懇親会で汰柱と知り合っており、真相を追う。 前作では巻き込まれた形だが今作は積極的にノンフィクション本に取り組む為に取材を進める。内気だった李奈が人と触れ合い大きく成長している。前作は純文学、今作は文学他「乱歩」「清張」「横溝」とミステリがテーマ。出版業界の仕組みやエピソードがリアルに描かれ楽しい。 ★★★★✩ 4.02022/03/29

ひさか

80
2021年12月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。作家と出版の世界に関わる李奈の推理譚。興味が持続せず、物語世界に入浸れない。残念。2022/04/12

aoringo

74
売れっ子作家の発表した作品に、実際の少女殺人事件の犯人しか知り得ない事実が描かれていた。当の作家本人は死亡。事件に関するノンフィクションの依頼を受けた李奈が真相を追う。終盤まで真犯人は分からないのだけど、それまでの全てに伏線が隠されていて、犯人の狡猾さを裏付けるものであり辿り着いた李奈の頭脳に唸らされた。残された母親はあまりにも哀れで、いつか癒される日が来て欲しいと思った。2024/07/16

りゅう☆

70
作家汰柱の『告白・女児失踪』は轢き殺した女児の死体遺棄など犯人しか知り得ない情報が書かれていた。汰柱は失踪→遺体で発見。再びノンフィクション本を依頼された李奈。汰柱はなぜ海に飛び込む寸前の110番通報で松本清張『疑惑』を読んだのか?寝室に横溝正史『悪霊島』がなぜあったのか?女児宅の『世界古典文学全集』ルソーの『告白』はどこに?取材難儀、警察の汰柱犯人で捜査打ち切りの中で李奈が突き止めた犯人に驚き。犯罪の背景を見事に解き明かした時、真実を書き上げた時、女児の思いを伝えた時の安堵感あり。李奈はまた成長したね。2024/07/31

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