内容説明
人生に行き詰まり、やり直したいと願う人々が、縁起の良い〈たね銭〉を授かりに訪れる〈出直し神社〉。神社を守るのは、うしろ戸の婆と呼ばれる老女。不器量だが働き者の娘・おけいがその手伝いをしている。ある日、赤ん坊を背負った千代という少女が神社に迷い込んできた。お千代は婆に促され、搗き米屋のおかみである母の、度が過ぎる吝嗇ぶりに家じゅうが悩まされていると打ち明ける。手習い処に通いたいお千代が子守りに縛られずにすむよう、おけいは女中として搗き米屋に住みこむことになったが……? 抜群の読み応え、シリーズ第二作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
80
シリーズ第2弾。貧乏神をご祭神として祀る「出直し神社」見える人だけに見える貧乏神の使い・閑古鳥の閑九郎。搗き米屋の少女・千代が神社にやってきた。千代の母親のケチっぷりに父親も困り果て、辞めた女中の代わりも来ず。千代も子守りのため手習い所に行けない。そこで巫女のおけいが派遣になる。このケチっぷりは笑いを超えて腹が立つほど。この搗き米屋に女中志望が現れたことから店の存亡をかけての事件が勃発。千代の手習い所の師匠の過去と未だ消えぬ禍根を帳消しに奮闘するおけい。どこかで繋がる人との絆が連作して物語る心地よい作品。2022/10/15
真理そら
47
たね銭を返さない場合はどういうことになるのかが分かったけれど、あっちこっちにめいわくをかける度の過ぎた吝嗇ぶりに読むのが少し辛かった。おけいちゃんの淡い恋は実らなかった。2021/12/22
み
22
面白かったぁ♪2作目も、おけいさんが、お悩み解決のお手伝い。ほっこりしました^ ^2022/07/30
onasu
17
貧乏神を祀る知る人ぞ知る「出直し神社」。そこで「たね銭」を授かった者の手伝いに向かう巫女さん姿のおけいの2巻目。 前巻では、蔵で茶屋を営むお妙が「出直し」のために授かった「たね銭」が活かせるよう手伝ったが、今回の1作目は「たね銭」の約束(一年後に倍返し)を反故にし続けた吝嗇屋は…、というご利益とは背中合わせで対として欠かせない話し。 続く2作は続きもので、蔵茶屋の裏手の女師匠の手習い処へ。神社を守る「うしろ戸の婆」からの言い付けを、目には目をの一手で果たすとは思わぬ展開で、次作も楽しみになりました。2022/02/10
onasu
13
吝嗇が過ぎた内儀の仕切る搗き米屋、「くらや」の裏で気品のある老女が師匠の手習い所と、巫女さん姿のおけいの2巻目は、舞台に覚えはあれど詳細には…、という相応しい頃合い(?)での再読。 搗き米屋では、出直し神社の種銭をきちんと倍返ししないとどんな目に合うか、という欠かせない一話。手習い所では、手が足りないと聞いて手伝いに向かうが、ここでもうしろ戸の婆から宿題を預かっており、難題なためか2話にまたがって。 背は小さくともおけいも女なんで、恋心を抱くも毎度しゅんとなってしまうのが切なくも、お気に入りとも。2024/02/21
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