時代小説文庫<br> そなたの母 出直し神社たね銭貸し

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時代小説文庫
そなたの母 出直し神社たね銭貸し

  • 著者名:櫻部由美子【著者】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 角川春樹事務所(2024/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784758446273

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内容説明

神無月の朝、〈出直し神社〉の社殿にお蔵茶屋〈くら姫〉の女主人・お妙が座っていた。たね銭八両の倍返しに訪れたのだ。お妙は神社の守り人・うしろ戸の婆に、江戸中の菓子屋に「宝尽くし」の題に因んだ菓子を競わせる催しを計画中だと話した。神社の手伝いの娘・おけいは、その華やかな計画に胸躍らせる。そんなおけいに今回婆が与えた使命は、同心・丑之助の恩師の未亡人・房江の世話に赴いて「宝さがし」をすること。おけいが探すべき宝とは? そして菓子の競い合いの行方は!? 抜群の読み応えで大好評、シリーズ第四作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

82
シリーズ第5弾。出直し神社のおけいちゃんに続々仕事が舞い込んでくる。仕事と言っても賃金はもらわないけど。貰えないのではなくて頂かない。最近、たまご売りの店先で卵が盗まれるのを防いで欲しいとの依頼が。閑古鳥の仕業とわかっているから追っ払うのは朝飯前。閑古鳥の正体を知っているのはおけいちゃんとお婆だけだから。そのたまご売り屋で起こる息子を巡るひと騒動。母が2人現れる、お前の母だと。この母たちが後々登場する時の素顔が面白い。団子の大食いバトルあり、同心丑之助の結婚話あり、盗賊騒ぎありで今作も大いに楽しめた。2024/04/21

真理そら

53
「そなたの母」とはそういう意味だったのか(現代では「あなたの息子」バージョンが多いですけど)。今回もおけいちゃんはせっせと働きたいのにセーブを掛けられて暇を持て余してしまう。破れた淡い初恋の相手の縁談をバックアップするというお仕事は楽しくも辛くもあるけれどひたすらお仕事に頑張るおけいちゃん。志乃屋(吉祥堂?)のその後の様子をもっと詳しく知りたかったので物足りない気分で読了。2024/04/15

20
さくさくと♪一冊が、キレイに収まりましたね。閑古鳥が可愛く感じられました^ ^2024/06/15

onasu

15
「出直し神社」5作目は、おけいがたまご問屋の「とりの子屋」で悪さをしていた閑古鳥の閑九郎を叱りつけたのが縁で、請われて滞在するところから。些かマッチポンプの気配もあるが、ここから後段の話に繋げていくのは上手い。  「そなたの母」とは騙りの手口だが、今回は母と子、双子がキーワードで、初話では母と子、2話目、3話目では双方が。  おけいの淡い恋心はあえなく終了も、なりは小さくとも、お年頃との匂わせも好演出。近刊では、たね銭の影が薄くなっているのがやや寂しいが、話しの向きによっては致し方ないか。続編も心待ちに。2024/07/26

陽ちゃん

12
シリーズ5作目。空を飛ぶたまごから始まり、今回も色々な事件に巻き込まれるおけいですが、行く先々で料理の仕方や張り子のお面の作り方などを習得していて、彼女の身にもなっているのかも。読んでいると十二歳位の少女のような気がしていましたが、実際には十八なんですよね…。当時なら所帯を持って子どもがいてもおかしくない年頃ですが、さて、どうなっていくのでしょうね。2024/05/22

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