- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
サバキスタン共和国・ドゥルジヌイ市・地方民事裁判所第1387法廷。被告人席には過去に対する侮辱の罪で起訴されたある老犬。検察側と判事は一方的に被告人を有罪の方向で審議を進め、弁護人との激しい攻防が続いていた。
しかし審理期間中のある日、ある歴史的人物の突然の死を境に、裁判の様相は一変する。果たして老女の犯した罪とは何か。そして判決は――。一つの判決が、過去を裁き、未来を決定する!
血塗られた負の歴史を背負いながら、自由と真実の勝利を信じて闘う勇敢なるサバーカたちの物語、ここに堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
燃えつきた棒
29
絵心ない一般人(チンパンジー?)の僕が言うのもなんだが、作者は絵があまり上手ではないのではないか? 表情とセリフが上手くマッチしていなかったり、動きのある場面がなんだかギクシャクしていたり、描画にやや拙さを感じた。 頭の中で絵がつながって動き出すということがない。 静止画+吹き出しの連続があるだけだ。/ また、民事裁判の場面で、「原告人」、「検察人」、「議事録」、「審議対象」、「意義あり」などの訳語に強い違和感を感じた。 また、名誉毀損の罪で取り調べを受けている被疑者に対して、➡︎2024/05/25
Myrmidon
2
どストレートな直球勝負。日本版の「アンチ独裁」というコピーは売り方としては理解できるが、むしろテーマとしては「アンチ抑圧」「真実」ではなかろうか。「アンチ独裁」だと「独裁者を倒せ」的理解をしてしまいがちだが、本作の射程はもっと深く、一人の独裁者が失脚しても続く抑圧的社会・体制を描いているし、そこに暮らす複雑で多様な人々も描いている。だからこそ、最後の「二人」の叫びがストレートな威力を持つのだ。2023/11/15
brzbb
1
過去の独裁体制、その崩壊と忘却、茶番劇のような独裁体制の復活、しかし過去そのままじゃなく姿を変えて継承される……3巻の物語の軌跡はあの国やこの国にも当てはまって、この物語が「いま」を描いたものだと強く感じさせる。どの巻もハッピーエンドでは終わらない。そうするには、独裁的な権力に対して個人はあまりにも無力だということを著者も読者も知りすぎているからだろう。しかしたとえ無力でも、自由のために勝利を信じて闘ってくれた人たちがいる、ということもまた知っている。ただそれだけが希望だ。2023/12/29
たけのこ
1
傑作。この度3巻で完結いたしまして、たけのこ的傑作認定となりました。すばらしい。 3巻は多少難解ではあったものの、1巻2巻で積み上げてきたものがそうなってくるのか!?と思わせてくる終わり方。3冊で、この形でこれを描き切ったのは大変あっぱれ。紙でも買います。2023/10/29
Tkc Knk
1
【☆☆☆】【次も買う】【2023年】2023/10/15
-
- 電子書籍
- 求婚魔王と留年の勇者【タテヨミ】 第2…
-
- 電子書籍
- ハンバーガーちゃん異世界転生絵日記 連…
-
- 電子書籍
- センセイだって彼氏です(2)
-
- 電子書籍
- 最高の聖夜【分冊】 7巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- 2nd 2015年8月号 Vol.101