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内容説明
「『サバキスタン』は、群衆が陥りがちな独裁的で狂信妄信的な社会の顛末、というシビアな題材を、ボップで可愛い絵柄と「犬の擬人化」という手法を使って、絶妙なバランスを成立させた作品です。』(漫画家・ちばてつや)
ちばてつや氏が認めたロシアの”反独裁”サーガ、待望の続編!
王と貴族に支配された時代。高貴な家柄の一族であるライコフスキー家は首都の混乱を逃れ、郊外の邸宅に集まった。そこへ届いた”革命勃発”の一報……。宗教がまだ大きな力を持っていた、革命前の封建的社会を描く。
迷える大国・ロシアから届いた、自由の意義を問いかけるアンチ独裁グラフィック・ノベル第4幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緑虫@漫画
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★★★☆ 近現代ロシアを彷彿とさせる架空の国家サバキスタンを描いた漫画。1~3巻はロシアでいうところのソ連時代~90年代~現代を反映させたストーリーだったが4巻は革命期の帝政ロシアがモチーフ。1~3巻までで一つのストーリーとしてまとまっていたので4巻は番外編といった印象を受ける。登場人物が擬人化された犬として描かれるが、貴族の犬種はボルゾイでイメージにぴったり合う。1~3巻は現代ロシアの抱える問題とリンクして興味深く読めたが、4巻は一転してサバキスタン世界の宗教・文化などの掘り下げが見どころ。2025/04/23