GA文庫<br> りゅうおうのおしごと!18

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GA文庫
りゅうおうのおしごと!18

  • ISBN:9784815622435

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内容説明

「私の中で将棋は終わったわ」
スーパーコンピューター《淡路》を使って将棋の解に至ったと嘯く天衣は、その言葉を証明するかのように着々と勢力(タイトル)を拡大していく。
《淡路》との対局を繰り返した八一もまた、親友との初めてのタイトル戦に寂しさを感じていた。
「遅すぎたよ……歩夢」
最強AIが見せた未来は本物か、それとも幻か? 雛鶴あいは自分の信じる道を進むため、その未来を否定する。賭け金は――自分の未来。
「……わかった。天ちゃんに負けたら、わたしは将棋を捨てる」
あいと天衣。八一と歩夢。競い合うことを定められた光と闇の好敵手(ライバル)が遂に盤を挟む、再戦の18巻!!

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんけー

43
読了♪冒頭、懐かしいあいと八一の会話から~~♪の?駒落ちと握り。さて?ちょっと行っちゃてるキャラ祭神雷、天ちゃんとの女流帝位戦は波乱の幕開け?にも拘わらず、天ちゃんはマイペースそのもの。雷の過去エピ読むに辛辣さの中にも救いは有ったので善かったと。このエピ以降天ちゃんのイメージがどんどん?八一と銀子ちゃんとのエピソードが泣ける。あいと碓井尊九段とのちぐはぐ会話に苦笑。ん~♪あいに息子を宛がおうとするも?あいの「????」反応に(ー_ー;)w例のあいの爆弾発言以降、東西将棋界は波乱に満ちて?んで?少し飛んで→2023/08/19

よっち

41
スーパーコンピューター《淡路》が見せた未来は本物か、それとも幻か?あいと天衣。八一と歩夢。競い合うことを定められた光と闇のライバルが遂に盤を挟む第十八弾。将棋の解に至ったと嘯き、その言葉を証明するかのように着々とタイトルを獲得してゆく天衣。《淡路》との対局を繰り返した八一と対決する、親友・歩夢の初タイトル戦。自分の信じる道を進むため、その未来を否定する戦いに挑むあい。それぞれの想いを抱えながらの異次元の熱い戦いの連続でしたけど、最後まで諦めない真っ直ぐな想いが見せてくれた可能性に心が強く揺さぶられました。2023/07/12

ナオフミ

39
人間の醜い部分や進化の美しさをこの作品で読めて、圧倒的な才能がある人が先陣を切る人が正しいことをするとは限らない、自分で選択せずにただ決められたものだけをハイハイと受け入れれば絶対に後悔する。しかもそれが若者であることを自分たちは忘れがちである。先陣を切っている人が自分の才能という寿命を迎える、第一の人生の死を迎えるという恐怖と戦っていることを忘れてはいけない。2023/12/15

オセロ

39
スーパーコンピューター〈淡路〉が見せた将棋の結末を知った八一と天衣。そんな2人がそれぞれ帝位をかけて歩夢と、山城桜花戦であいと勝負することに。同じ名前の由来のあいと天衣が真逆の道を歩むというのは面白いし、八一と歩夢の死闘はたしかに熱かった。ただ、AIを主題にしてからは現代社会の“人間がどうAIと向き合うべきか?”という問題にフォーカスを当てているようで、以前ほどの熱量は感じられず。とはいえこの物語もあと2冊で完結ということで、どのような結末を迎えるのか楽しみにさせていただきます。2023/07/14

星野流人

38
スパコンを用いた将棋AIで将棋の結末を見た八一と天衣。将棋の未来に絶望するふたりの前に立ちはだかるのは、宿命のライバルである“人間”たち。圧倒的なまでの強さを前にして、さらに圧倒的な強さを叩きつけてくる凄まじい1冊でした。ここまで18冊の長期シリーズを描いてきたこの作品で、それでもなお心震えるような新しい勝ち方があることに驚きます。将棋ってこんなにも奥深い競技だったのか……。いよいよ本編はラストスパート。八一とあいと銀子と将棋の未来から目が離せません……!2023/07/27

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