隷属への道 - 新版ハイエク全集第1期別巻

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隷属への道 - 新版ハイエク全集第1期別巻

  • 著者名:フリードリヒ・A・ハイエク/西山千明
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 春秋社(2023/07発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 720pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784393621820

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内容説明

読まずに批判されつづけたハイエクの主著。ケインズ政策、ナチズム、スターリニズムに対抗して、自由主義、資本主義の価値を孤独に擁護した知の営為。今こそ読むべき傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

130
社会主義や共産主義を批判していて将来を見据えていたハイエクの主著です。私は昔から幾度か読んでいますが、これに匹敵する文明論あるいは社会論といっていいのだと思いますが、あまり見当たる気はしません(1944年当時に書かれたことを考えると)。ただ非常に癖のある書き方で嫌いな人も多いと感じています。フリードマンが称賛するのもわかりますがそこまではのめりこめません。ただ最近の文明論を書いたりする人などがあまりにも安易な書き方をしているのを読むとへそ曲がりな私はこのような本を再読したくなるのです。2017/01/09

ふみあき

57
ハイエクの著書で、私の知能で太刀打ちできそうなのは(学術書ではなく政治パンフレットらしい)本書くらいか。それでも読了まで、えらく時間がかかった。なんとなく新自由主義の開祖のようなイメージを持っていたが、ハイエクはコレクティビズム(集産主義)を激しく論難する一方、レッセフェール(自由放任)も否定している。そして(個人の尊厳を軽視するような)ナショナリズムにも否定的(ただし国民国家の解体には反対)。また政治によるアカデミズムへの侵略の危険性が指摘されたり、これは現代の文脈に即して言うと、ポリコレ批判と読める。2024/02/14

えちぜんや よーた

56
「自由の下での保障」限定的保障。社会の成員がいかなる場合でも、ある最低限度の生計を行える保障。(イメージ)→日本国憲法25条・生活保護法 「自由を破壊する保障」特定所得の保障。ある特定の生活水準の保障。自分やその属している地位が、他の個人や集団と比べて、相対的に変化しないという保障。(イメージ)→「就活狂想曲」・社畜http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=M6rb6kknj3A#! 2013/03/29

ころこ

45
「隷属への道」とは、「社会主義こそ自由をもたらす」と標榜していた甘言のことです。現在、脱成長を掲げる社会主義が、当時は社会主義の方が経済成長すると主張されていたことに隔世の感があります。本書で取り上げられている「生活水準平等化計画」がこれにあたります。事実、冷戦当初はアメリカよりもソ連の方が経済成長や宇宙開発で成果を上げていました。社会主義はある到達点に対して批判理論としては有効なものの、何を到達点(目的)とするのかを設計主義的につくろうとするものです。それこそが本書で批判されている人間の想像力を見誤った2021/01/17

なかしー

39
F・A・ハイエクによる自由主義の古典的名著。社会主義や計画経済が個人の自由を侵害し、最終的に全体主義へと至る危険性を警告しています。​本書では、自由市場の重要性と、国家による過度な介入の問題点が論じられています。​特に、産業の国有化などの集産主義の動きを全体主義への道だとして痛烈に批判し、英国の伝統的な考えとしての自由主義の重要さを強く主張。​現代においても、個人の自由と国家の役割について考える上で、本書は示唆に富んでいます。​2025/03/13

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