双葉文庫<br> 拙者、妹がおりまして : 10

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双葉文庫
拙者、妹がおりまして : 10

  • 著者名:馳月基矢【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 双葉社(2023/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575671674

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内容説明

火牛党の襲撃に遭って勇実が斬られ、意識が戻らぬ状態が続いた。それにより琢馬は仇討ちへの執念を悲壮なまでに燃え上がらせ、菊香は身もやつれんばかりの看病の日々となる。千紘と龍治も深く己を見つめ直すことに。激動が過ぎた時、抑えきれぬ想いを言葉以上に伝えたのは、互いに強く握り交わした手と手であった。――拙者、兄思いの妹がおりまして。別々の道を歩むことになり申す。ただ、いつまでも笑い交わす、仲良き兄妹でありたい所存にござります。堂々のシリーズ完結巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

77
4人とも幸せになってよかった。ただ、勇美さん、結局は相手の親の言葉があってからなの?と思ったけど、よく考えてみると、江戸時代だし、家格が下だし、その方がよりリアルなのかな。2023/07/25

やま

54
この物語も完結する運びとなりました。江戸は本所相生町(現在の東京都墨田区両国二丁目)で、手習所の師匠を営む家禄三十俵二人扶持(薄給)の御家人、白瀧勇実(いさみ)と隣の矢島道場の跡継で師範代、矢島龍治は、別々の道を歩くことを決める。勇実は、美しく優しい亀岡菊香と、龍治は、愛嬌があってお転婆な勇実の妹・千紘(ちひろ)と・・・。シリーズ10冊目。2023.07発行。字の大きさは…中。2024.01.31~02.01読了。★★★☆☆ 月に叢雲、花に風、優曇華の華、折り枝の花、桃之夭夭、灼灼其華、の連作短編4話。2024/02/01

なみ

15
菊香との気まずい関係が続いたまま、勇実は大怪我を負ってしまう。 菊香が勇実の看病をしている間にも、色々なことが起きて──。 勇実の選択に、覚悟に、決意に、胸が熱くなりました。 そしてラストが尊すぎる! 2人とも格好良かったです。 どうか末永くお幸せに! “大団円”という言葉がピッタリなシリーズ最終巻でした。2023/07/14

蕭白

6
悪くないシリーズでした。2023/07/22

遠宮にけ❤️nilce

4
タイトルの言葉を理由にして、人生の時を止めていた勇実の時間が動き出す。琢馬、龍治、菊花らも皆それぞれ背負い込んでいたものを消化して、一斉に前へと進み始める。将太や子供達の成長も著しく、頼もしい。いつまでもこのままずっと……読者の気持ちを代弁するように変化を拒んでいた千紘も、亡き師匠の姿を胸に自分の道を歩む決意をする。ああ、最終巻!勇実の物語はこれでおしまい。次なる主役、将太の物語も楽しみです。2023/10/23

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