双葉文庫<br> 拙者、妹がおりまして : 1

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双葉文庫
拙者、妹がおりまして : 1

  • 著者名:馳月基矢【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 双葉社(2021/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575670585

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内容説明

本所に住まう御家人の白瀧勇実は、無役の小普請ながら学問に優れ、剣術にも長けた二十三歳の若侍。手習所の師匠を務め子供たちにも慕われる好青年だが、出不精でのんびり屋なのが玉にきず。一方、勇実の六つ下の妹千紘は、兄とは対照的に明るく活発で、現状に甘んじている兄が歯がゆくて仕方がない。勇実にやる気を出させるべく、叱咤するのだが――。悩み深き若者たちの日常と成長を爽やかに描く、青春時代小説シリーズ第一弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツン

101
寝かせていたのだけど、読んでみたら案外おもしろい。菊香さん、1話出ただけで、その後、伏線が回収されないんだけど、これで終わりということはないですよね?2022/05/03

とし

85
拙者、妹がおりまして 1巻。無役御家人の白瀧勇実、妹の千紘、隣住まう矢島道場の跡取り龍治が絡む軽妙な時代小説ですね。活発でおせっかい好きの千紘が様々な問題を持ち込み、いやいやながら勇実、龍治が付き合わされて問題を解決する物語、読みやすく楽しく面白いですね。 2021/10/05

やま

78
ふと少女漫画を読んでいるのか、と…・。時は、文政4年5月。場所は、江戸本所。御家人の勇実、千紘と矢島道場の跡取り龍治の3人の物語です。勇実は、隣の矢島家の敷地で手習所を営む、出不精の家禄30俵2人扶持の小普請御家人・白瀧家の当主です。千紘は、活発な妹です。千紘は、兄2人を従えて難問を解決して行きます。時代小説を読み続けている私としては、珍しく、新鮮な、気持ちがします。もしかして、読んだ事はないが、ふと少女漫画を読んでいるのか、と…。物語としては、そう珍しいものではないが、読後感がよく、爽やかです。2021/08/09

いぼいのしし

29
読みやすくておもしろかった。2021/12/23

なみ

15
聡明だが少しだらしない勇実の、身の周りで起こる出来事を描いた連作短編。 勇実は手習所の師匠でもあるのですが、教育者として素晴らしすぎません?子供たちが羨ましい! 特に『神童問答』の勇実と毬千代のやり取りにそれが現れてました。 『恋心、川流れ』もすごく良かったです。ライトミステリー的な構成が好みでした。 キャラクターも全体的に好きです。メインの勇実と千紘、龍治の間にそれぞれ強い信頼関係があるの最高かよ。 好きな一文は"人前でべたべたといちゃつくやつは、花火でも食らって爆ぜちまえばいい"です。 続編も楽しみ!2021/06/16

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