文春文庫<br> 猪牙の娘 柳橋の桜(一)

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文春文庫
猪牙の娘 柳橋の桜(一)

  • 著者名:佐伯泰英【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2023/06発売)
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  • ISBN:9784167920494

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内容説明

新作書下ろし時代小説4巻連続刊行!

吉原や向島などへ行き交う舟が集まる柳橋。神田川と大川が合流する一角に架けられたその橋の両側には船宿が並び、働く人、遊びに行く人で賑わっていた。柳橋の船宿「さがみ」で働く船頭の広吉には一人娘がいた。名前は桜子。三歳で母親が出奔するが、父親から愛情を受けて育ち、母譲りの器量よしと、八歳から始めた棒術の腕前で、街の人気娘に育っていた。夢は父親のような船頭になること。そんな桜子に目を付けた船宿の亭主による「大晦日の趣向」が思わぬ騒動を巻き起こし……。涙あり、恋あり、活劇あり。待望の時代小説新シリーズの幕が開く。2023年6月から9月、四か月連続刊行!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

88
新シリーズ。4か月連続刊行。父親が柳橋で船頭を務める猪牙舟が大好きで幼い頃から乗せてもらっていた桜子。母親が男と家を出て以来、父と娘は十数年生きてきた。そんな桜子が父親に憧れて猪牙の船頭になりたい夢を膨らませ、まず体を鍛えるため始めたのが旗本道場で棒術を会得すること。天性と努力によってめきめき腕を上げる棒術の技。まずは今作、第一巻にて登場人物たちの紹介がてら桜子と父親の生活、彼女に影響与えてくれる師匠たち、その中で起こる事件がらみの出来事を描いている。彼女の成長ぶりを続編にて読むことにしよう。2023/07/27

やま

57
香取流棒術を遣う桜子の活躍の物語です。寛政三年(1793)。母お宗が若い男と家を出て行った。残された桜子3才は、父広吉と江戸は両国橋と柳橋近くの「さくら長屋」で慎ましく暮す。広吉は、腕のいい船頭で、柳橋近くの「船宿さがみ」で働いている。それから数年後、桜子は、やさしく、背が高く、母親譲りの美貌とで「ひょろっぺ桜子」と呼ばれて皆から可愛がられている。2024/05/18

Kurara

42
★3 佐伯さん初読みです。最初は少し書き出しが難しい?なんて思いましたがぜんぜん読みやすかったです。 桜子の船頭カッコいいです!#NetGalleyJP2023/10/10

ひさか

39
2023年6月文春文庫刊。書き下ろし。新シリーズ。夢あり恋あり大活劇あり4か月連続刊行らしいですが、一巻目は小ぶりな展開の話でした。時は幕末なので海を渡るような、とんでもない展開になるのでしょうか。次巻が楽しみです。2023/07/28

森の三時

37
叔母の本棚から拝借。舞台は江戸、まだ女性の船頭さんはいない時代に船頭になりたい娘さんの物語です。主人公の心根の真っ直ぐさがよい。4巻完結のシリーズとのことでまだ始まったばかりだから全体の評価は後にして今後の展開に期待します。叔母の本棚に全巻あるようなので次巻につづく。2024/03/19

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