内容説明
昔から何かと女性関係のトラブルに巻き込まれる俺、九重雪兎。冴えわたる女難によって発生した停学騒動も解決し、その中で俺は周りの人達から向けられる好意に気付くことができた。まだ自分の好意はよくわからない俺だけど――
「私の役目は終わったのね。……もうあの子には必要ない」
最近姉さんの様子がいつもと違う方向でおかしい気がする……。
そして迎える夏！ 部活に汗を流したりナイトプールや海水浴に行ったり脱衣麻雀したりするこの季節、俺の周りの騒動の種は尽きないようで……!?
傷つきすぎた彼と傷つけた彼女達が歩み出した勘違いラブコメディ、第３巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
冴えわたる女難からの停学騒動も解決し、その中でようやく周りの人たちから向けられる好意に気付くことができた九重雪兎。傷つきすぎた彼と傷つけた彼女たちの勘違いラブコメ第三弾。最近姉悠璃の様子がおかしくて気にかかかる雪兎。今回もバスケに汗を流したり、ナイトプールや海水浴に行ったり、何かするたびにヒロインたちとアクシデントが起きて、さらに好かれる雪兎には苦笑いでしたけど、彼が好きすぎて一緒に脱衣麻雀を繰り広げる姉・母・叔母ともなかなかヤバい…と思ったら、そこからまたすごいものをぶち込んできて波乱待ったなしですね。2023/05/23
オセロ
19
いろいろな人達のおかげで停学問題が解決した雪兎。それぞれの人達に合った形で感謝を告げる中でようやく人からの好意に気付き始めるが…。 SNSを始めたらバズりまくった結果、企業から案件が舞い込んできたりと意味が分からないレベルでその名を轟かせていく雪兎。 そんな雪兎にトラウマを植え付けた過去から罪悪感を抱く姉の悠璃と複雑な気持ちを抱く雪兎がすれ違った過去の認識を擦り合わせて止まった時間が動き出す展開はグッときました。2023/05/25
真白優樹
12
停学騒動を超え夏休みを迎える中、悠璃が思い悩み雪兎から距離を取ろうとする今巻。―――君の思い、それは誰にも決められぬ。 部活に青春に全力で投球し、灯凪達がそれぞれ雪兎の心を掴もうと動き出す中、唯一進めていなかった悠璃と向き合う巻であり、もう一度彼女と向き合い姉弟として歩き出す、本当の意味でのリセットが終わる巻である。全てが一から動き出す中、現れるのは謎の男。どう見ても爆弾なその相手に雪兎はどう対応するのか。平穏をぶち壊すかのようにやってきた波乱は、何を齎すのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2023/05/29
leo18
9
前巻までと比べるとストーリーラインがなくなりキャラも増えたせいか散漫な印象。日常編？姉の悠璃がメインヒロインポジで同級生たちは影薄め。今まで語られなかったラストのヒキは楽しみ。2023/05/27
エラリー
3
客観的に見れば深刻なトラウマを負っている主人公だが、シュールなギャグと突拍子もない行動で笑いを誘う。なかなか他に例を見ない魅力的な物語。2023/05/29
