内容説明
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悲しみの中に愛があふれる、待望の第4巻!
待望の第4巻は、既刊3巻より2話増えて33話を収録。
猫たちと大島さんの「多生の縁」のお話も、もう第4巻。
一生読んでいたいです。
カラス太郎も登場して、ますます「多生の縁」は深まります。
―――――――川上弘美
目次は次の通り――
ビスケットフリスビー/難病4年目トラ/じみ山の言うことにゃ/
モーモーのほほえみ/亡き猫と連絡をとりたいってムチャな話/
人間の病院に行った/トラの気持ち/ウリちゃんの巣/
コロナ マスク/いなばのやまの/ミケマル逝く/続く ミケマル ロス/
真夏の汗と涙/いとしのカラス子/またまたカラス子/けっこう凶暴/
シャム猫 明日に向かって/カラス太郎/浦島太郎猫/浦島太郎猫 その後/
トラ死す/ウリちゃんと同じ気持ち/じみ山の老化/じみ山とわたしの危機/
8月のダウンコート/猫熱中症/猫のセンサー/欲張りきのこ狩り/
偏食じみ山/じみ山の腸と心臓/じみ山と帰る家/じみ山/なさけない日々
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
37
「多生の縁」と本書の帯の推薦文で川上弘美は、大島弓子と猫達の生活を表現する。なるほど、このシリーズを例えるのに、なんともピッタリの言葉ではないか。多くの人がスルーしてしまえるすれ違いが、大島弓子にとっては出会いであり、縁なのだろう。その縁は当然、かけがえのない生の喜びを感じさせると同時に、辛く悲しい死を必然的に連れてもくる。何度も経験した死のはずなのに、毎回彼女は初めてのように悲しみ暮れる。それは読んでいるこちらが心配になるほどの憔悴だ。でも彼女は、新たに猫を救おうとする。(つづく)2022/11/20
くさてる
25
もはや漫画としてどうこう、作品としての完成度がどう、という話ではなく、ただもう大島先生に幸せに暮らして頂きたいという思いでいっぱいになった。猫を飼う作品が長く続くと、どうしてもその寿命の終わりを看取るテーマから逃げることは出来ず、それがつらい。それでも先生は描くのだろうけど。2023/05/31
阿部義彦
17
11月14日初版第1刷発行の奥付。出たばかり。大島弓子さんの飼い猫とそこに集う動物達、近所の猫好きの奥様、そしてしばしばお世話になる動物病院との悲喜交々の物語。カラスのお話には、私もカラス好きなので凄く反応しました。気持ち分かります。この巻ではなんと4匹の猫ちゃん達にお別れを告げます。連載していた『きらら』がweb雑誌に移行する事になり、描き方が分からず混乱する大島さんですが、特別に紙にペンで描いて宜しい、編集部で変換するのでと、墨汁を買いに文房具屋に行くが棚の端っこにちんまりと追いやられています。悲しい2022/11/12
小梅さん。
15
切ない話が増えてきてるような。 シリーズが長くなればそうなってしまうものなんだろうけど、さよならする猫ちゃんたちが増えてしまって、、、 みんな、虹の橋で大島さんと再会できるといいね。2022/11/18
ユキモリ
8
猫退場、アナログ作画の危機、カラスとの短い邂逅など切ないエピソードが多かった。まだまだ続いてほしい。2022/11/24