内容説明
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『グーグーだって猫である』の続編、第三弾。
「現在我が家で暮らす猫は6匹。以前、外猫7~8匹、飼い猫15匹がいたころ(グーグーがいたころ)よりずいぶん変化した。
でも、少しもラクにならないのは、なぜに?
以前は、たまに動物病院にお世話になったが、今では頻繁に通院している。
「みんな年をとったから病気にもなる。さ! 病院に行くよ!」
一日に二度通院することもある。
これもラクにならない理由のひとつかもしれない」(大島弓子「あとがきマンガ」より
『グーグーだって猫である』の続編シリーズコミックエッセイ、愛と別れの第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
30
猫達が高齢になるに従い、病いと別れのエピソードが増えてくる。最新3巻では、動物病院の場面が圧倒的に多くなった。正直、読んでいて滅入っても来る。ただ、冷静に考えてみれば、大島弓子と猫達の日常が病院と看病と別れで追われてばかりなわけがなく、喜びや幸福を覚えるふれあいもたくさんあるに違いない。そのことを描きたい気持ちは、きっと大島弓子にもあるはずで、けれど彼女は、幸せなエピソード以上に、病いや別れを積極的に描写する。それはたぶん、自分の喜びよりも、猫達の辛さに感情移入しているからだろう。(つづく)2019/12/31
阿部義彦
15
先日出たばかりの4巻を買って履歴を見たら、何と3巻を買い忘れてまだ読んでない事が判明しました。そこでブック・オフに行ってみたら、偶然有ったので連れて来て読みました。4巻で向かいの家の奥様では、片腕の猫(茶太郎)を飼っていると書かれてましたがその元野良猫の茶太郎の出現と自動車事故の経緯が詳しく説明されてます。兎に角良く猫が死にます。自分の生活の現場をもうひたすら猫達のために開け放って共に歩む事にしたのですね。まるで自作の漫画「ロストハウス」の様です。もう何も言うまい。御身体お大事に。2022/11/14
くさてる
14
もはやわたしは昔からのファンとして大島弓子先生の幸せな老後を祈るしかないなという気持ちになりました。それでも一時は「外猫7~8匹、飼い猫15匹がいた」という記述には声が出ました。いろいろと考えてしまうが、外野が言うことではないとも思う。ただもう大島先生と猫たちが幸せでありますように。2020/02/27
小梅さん。
11
シリーズも長くなって、つまりは猫も高齢になるということ。 出会いでなく別れが積み重なる。 老いと病。避けられない別れ。 うちの子は、10歳でうちにきた立派なシニアにゃんこ。 身につまされすぎて、何度も胸が詰まって涙が出た。 健康で幸せに、長生きしてほしい。 2020/01/10
百花
7
大島家の猫たちのその後。キャットニップ、涙涙の第3巻だった。美しい三毛猫ビーも、視力も聴力も嗅覚さえもないに等しいタマも、長寿を全うした。うちにも21歳まで生きた猫がいた。最期を看取らせてくれた最初の猫だった。大島家の猫たちも歳を重ね、いろいろと悩みはつきない。けれども。大島さんは猫たちにとっては、ナイチンゲールかマザーテレサのような存在。私は祈る。猫たちの長寿をとともに、大島弓子さんのご健康を。2019/11/30