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内容説明
共和国での連立政権の樹立に危機感を抱く連邦軍軍事内局は親連邦政権樹立を目的とした「ブリュメール計画」を立案。その内容は、“共和国軍による軍事クーデター”を誘発させるもので――……。これは血と鉄で刻む、“戦後を握り続ける物語”。 【電子版特典】巻末には電子書籍限定のイラストを収録！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yappy!
8
大国に振り回される緩衝国の悲哀。と一言で言ってしまうと、そこで生きる生々しく泥臭いエネルギーに溢れた？人たちの、ドラマが見えなくなってしまうもので。 王国、共和国、連邦、それぞれ一人ひとり思惑も違って同国の人間同士も行き違う。 群像劇の面白さと国同士のやり取りのなまなましさ。今の社会情勢も相まってゾクゾクする。平和ボケできる日本に生活できる幸せか。2023/12/12
きずみ
4
連邦(※モデルはイギリス)と王国(※ロシア)の間で両腕綱引きされる共和国(※ポーランド)。連邦に守ってもらいつつ王国の顔を潰さない程度にしとかないといけないのに、前巻でアホが首相になってしまい陸相が親王国派になり、一気にバランス崩壊。陸軍内部で不審な動きがチラつく中、最悪のタイミングで事故が発生、ドミノ倒しがマッハで加速して誰にとっても早すぎるタイミングでクーデター勃発。王国から派遣されてるシスターが「そんな、神よ……！」と嘆くシーンが印象的。この世界も神とはクソなもののようだ。2023/04/08
毎日が日曜日
3
★★★2023/04/19
ネタバレ：トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
2
笑いをこらえてるシスター好き 最悪のタイミングで起こる事故も好き2023/04/08
とも
0
めちゃくちゃ難しかった。とても繊細なバランス関係で成立してたのは分かる。外交とか政治って難しい。2023/06/14
