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内容説明
魔女の子ルルーのくらす風の丘に、きびしい冬の季節がやってきました。 「なんだか、たいくつ……」 そんなとき、はなやかな祭りのうわさをきいたルルーは、ほうきにのってとおい街まででかけることにしました。 たまには魔女も、お休みです。 ところが水晶の街では、死の竜のおそろしい秘密が、ルルーをまちうけていて……。 ほんとうの勇気と希望をおしえてくれる、幸運の魔女ルルーの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
26
高い能力を持つものはリスクも大きく、社会的使命も重いということです。切ないですね☆1000年前に街を救った魔女のルーリアに白鳥の羽根があったのだけがちょっと謎。魔法で付けたのかな?生まれつき?箒で飛ぶのじゃないのね。。2015/09/22
anne@灯れ松明の火
22
ルルーシリーズ5。久しぶりに続きを読んだら、ルルーは随分しっかりしてきてたなあという印象。でも、やっぱり悩みや迷いはなくならないが、ひとつひとつ、一生懸命考え、どうすべきかを決めていく。相棒のしゃべるぬいぐるみペルタは、ルルーにとってなくてはならない存在。魔女、魔法使い、人形に対する村山さんの解釈がいいなあと思った。恐ろしい竜を前に、ルルーはどうするか? クライマックスでのルルーの頑張りに大拍手! このシリーズを読むきかっけとなった『その本の物語』がようやく地元に入ったので、シリーズ読了したら、読もう!2016/06/24
nana
13
魔女も魔法使いも一人で寂しいからお友達を連れているんですね、ルーリアにはいなかったのかな。人形達が否定的な言葉を言うのはきっとブレーキ役だからなんですね。2015/09/30
あゆみ
9
★★★★★ 図書館本。2018/02/16
frosty
7
今回のお話は、「その本の物語」にも出てきたのですが、その本を読んで、ルルーとルーリアがどういう関係なのかを知っていたのでその関係を意識して村山早紀さんは細やかに小さな謎をいろいろなところにちりばめているのだな、と気づくことがありました。 このシリーズにいつもついてくるあとがきは、本を読み終わった後だからこそ心が揺らぐ言葉でいっぱいです。本のテーマをあとがきでズバッと言ってしまう、言ってしまえるのはこれが児童文学だからなのかな、とは思いますが、その理由が丁寧に書かれていて、物語、あとがき、共に心に響きます。2014/09/09