魔女のルルーと風の少女

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魔女のルルーと風の少女

  • ISBN:9784591065068

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内容説明

魔女の子のルルーは、魔法書をかた手に一本のほうきをつくりあげました。 あおいリボンのついたかわいいほうきです。 「じゃ、いくわよ」 くまのぬいぐるみのペルタとともに、はじめての空の旅がはじまりました。 もっともっと、どんどんとおくへ── みしらぬ街には、どんなであいがまっているのでしょうか? 人びとをしあわせにみちびく小さなルルーのものがたり。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

seraphim

24
魔女の子ルルーは、魔法書を参考に魔法のほうきを作る。ほうきに乗って、初めての空の旅でたどり着いたのは、素晴らしい景色の「白の山の国」だった…。自分に辛く当たる人やひどい事をする人を、信じようと思える。そんな気持ちを持てることがすごい。恨むことは簡単だけれど、そんな自分は好きではないから、というその心が素敵だ。「強くなろうきれいな心になろうと、思う人の心のなかにこそ、ほんとうの強さや美しがある」。素敵な言葉だ。このシリーズには、人生に大切な真実が描かれていると思う。2016/01/06

anne@灯れ松明の火

16
ルルーシリーズ4。いつものことだが、児童書と言いながら、大人の心にもズシッと響く作品。辛い思いをしながらも、今の自分より一歩だけでも前進しようとするルルー、強くなったなあと思う。心がきれいすぎても憎まれる、心は心を映す鏡というギルバートの言葉、寂しいけれど、そうかもしれない。あとがきにあった「出会いは魔法」という作者の思いは素敵だ。ジャン、バラケ、ギルバートやサラとの出会いで、ルルーは確かにまた前へ進んでいった。2015/05/29

あゆみ

9
★★★★★ 図書館本。2018/02/16

frosty

6
……なんといえばいいのか……読みやすさは児童文学なのに、内容というかテーマ(?)は一般向けと言われても全く違和感がない感じです。今回の物語は「その本の物語」にも乗っていたけれど、やっぱりバラケさんが何だか一番印象に残りました。バラケさんとギルバートさんが表と裏のように似ている、っていうのはわかるな~ それに、なんだかバラケさんって、どんな人間の心の中にも存在している感情だと思えて、仕方ありません。それを言うならサラもほかの登場人物もそうなのですが……(笑) でもサラも好きだな❤「強い」って難しい言葉ですね2014/09/07

みとん

5
ルルーの新しい魔法!魔法のほうきを作成し、空の旅~。調子にのって長時間飛んだため、ほうきは壊れ、ルルーは遠い「白の山国」の「湖畔の街市」というところに滞在することに。ルルーはそこで、自分そっくりの少女に出会う。また、そこの街で王子様のように人々から慕われているが、実の叔父からひどい扱いを受けている盲目の少年ギルバートにも出会い・・・。ルルーという名前は実は愛称だったことが発覚。本名はルーリア。聖なる魔女と呼ばれる、伝説の魔女にちなんだ名らしい。ルルーはルーリアのようになるのが目標なのかな?2016/11/07

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