- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
足利義満邸での、舞競べの最終戦を増次郎との共闘で華やかに乗り越えた鬼夜叉。その後、周囲の反応の変化、良きライバル増次郎の旅立ちに混乱する鬼夜叉の前にまたもあの謎の男が現れ、圧倒的な舞を披露する。その正体は義満お抱えの近江猿楽日吉座の看板役者・犬王だったのだ。
鬼夜叉は、立ちはだかる新たなる「壁」に、対峙しながらも、はじめてのスランプ、隻腕の娘・サツキとの再会、自分の身体の限界を経験し、ある境地に辿り着く――。
日本の芸能を作った男・世阿弥を描く、ダンシングジュブナイルストーリーついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毎日が日曜日
4
★★★★ 完結。2022/11/28
aof
2
あーおもしろかった〜。 終わり方もすごく良い。風姿花伝が観阿弥の教えを基にした世阿弥としては中盤の書だということを読んで、この漫画はどこで終わるんだろうと想像してたけど、すごく良いところで終わったなぁ。 「永劫終わらない」という長さで、考えられるのは凄い。今の日本に全然ない。この感覚はなんなんだろう。なにを捉えているんだろう。 風姿花伝、また読みたいな。2023/01/18
柳井
2
最終巻!思春期の鬼夜叉くんの成長がギュッとされている巻でした。もっと緩やかでもいい気はするけど、濃縮は濃縮の良さがあって、きっとまとめ方が素晴らしいんだなと素人ながらに思いました。して、犬王さん強…ネオン看板みたいなフォントの似合う室町男子…。かわいい借金取りやら、教え子且つ男としては先達な皆さんなど、絶望だけでなく賑やかで楽しかったです。コラムまで読んで、古今の舞台の芯をほんのすこし垣間見た気分になれました。室町時代や世阿弥だけでなく、舞台に興味ある人も一読をお勧めしたい作品。お疲れ様でした!2022/12/31