内容説明
伯爵家の次男坊である黛望(まゆずみのぞみ)は、報酬を取らずに探偵を請け負う酔狂な男。その助手は、成金の不良息子にして恋多き美男、牧野心太郎。今回二人が巻き込まれるのは、カフェーの女給が殺される場面を映した活動写真(ムービー)の噂、男を喰い殺す南洋の魔女の誘惑、華族の子息と絶世の美少年の男色スキャンダル、街中に現れる巨大な肉塊の謎……伯爵と成金バディが退廃薫る帝都東京の怪事件を追う!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
22
シリーズ2作目。前作は失礼を承知で厳しい感想を書いたが、残念ながら今作でもそれが覆ることは無かった。多分この帯の『シャーロック×ワトソン』という煽り文句がいけない。相変わらず黛と心太郎の魅力が乏しく、バディと言える程の信頼関係も成立していないと思う。事件に関しては短編かと思いきや前作の事件を大いに引きずる内容で、記憶の乏しい私は随分と閉口した。怪しげな人物の多さと複雑で要領の得ない事件。到底スッキリしない締めくくり。時代は硝煙と血を欲する。エロスとタナトス、帝都はもっと生々しい。表紙の雰囲気が一番素敵だ。2023/05/07
NAOAMI
13
どうも判りづらいと思っていたら、やはりコレ先行本ありの続編だった。またやっちまったと思いつつ、戦前設定の警察が科学もなんも持たなかった時代の探偵の活躍を読む。続編ゆえキャラ背景などあやふやだが、ワトソン役の心太郎が集めた情報が読者に提供され、黛探偵が独自にもう一方を詰めて解決推理を披露する流れ。読みながら「あーじゃないか?」とか「こーなるのかな?」と想像すら及ばない中途半端な中で解決を読むわけで、何となくけむに巻かれた感じ。事件はなかなか猟奇的且つ妖系ホラーな部分もあるが、現実に引き戻すにはツナギ不足か。2022/12/12
冬野
9
シリーズ第二弾。前作の内容をすっかり忘れていたが心太郎の身内がかなり酷くて笑ってしまう。この作品のジャンルは何なのだろう。ミステリでもなければバディものとも言えないし、一・二話は比較的スタンダードな探偵譚だが、三話はファンタジーに近いし四話に至ってはほぼSF。これがありなら何でもありでは。道端に現れる謎の肉塊とか、夜な夜な徘徊する正体不明のバスとか、雰囲気作りは秀逸なのだが。黛が活躍するシーンが殆どなくて残念。心太郎は自ら事件に巻き込まれにいってるような…そこがちょっと可愛く思えたりもした。星:3.5/52026/05/22
あずとも
6
シリーズ2作目。オカルト要素も含んでい結末があやふやと言うか歯切れが悪い。だけど気になって続きを読んでしまう。今作で前作の真相が明かされ時代背景からも次も何か起こりそうな予感。2022/12/14
ちげー
5
前回同様、色んな事柄が1つ1つ繋がっていて、面白かった。是非続きが読みたいです。2026/02/02
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