内容説明
『勇者』ヴァンを巡る騒動も一段落して、平穏を取り戻したゾルタンは夏真っ盛り。しかし、レッドの脳裏では、リュブが告げたタンタの加護についての予言が燻っていた――。
『枢機卿』という大いなる加護を前に、『導き手』としてできることに思いを巡らせる――ものの、真夏のゾルタンのうだるような暑さは、ゆっくり思案するには厳しすぎて……。
「お兄ちゃん、夏休みに南の島へバカンスに行こうよ!」
眩しい太陽に煌めくビーチ、夜には満天の星の下でバーベキュー。皆揃って一夏のスローライフ・バケーションへ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
26
【BW】サマー・バケーション編突入の圧倒的な水着回でした!とほのぼの終われば良いのですが、本作品はスローライフを謳いながら全然気が休まることがありません。前回ラストに仄めかされた『加護』にタンタが遂に触れる。大工になりたいタンタが、将来の夢と加護による使命のどちらを選ぶか、レッドを始めとする大人たちは彼にどう寄り添うか。子供の成長と家族のあり方が語られれる今回で、色々と考えさせられました。今回の旅を通じてルーティの加護『シン』の謎がまた深まって、これがこの先どう影響してくるのか。続きが楽しみです。2022/12/29
げんごろう
17
シリアスな展開が続いていたので今巻はスローライフ感が増して良かったです。 加護についてまだ分からない事も多いけどそれ以上に謎なのはうげうげさんの生態ですね。万能すぎますな、あの蜘蛛笑2022/12/05
史
7
スローライフと、夏と海と未来の夢と。2023/01/10
水無月冬弥
7
まさかの水着回でした。しかし、のんびりとした感じがするのがスローライフものですね。今回はレッドも頑張っていますが、ルーティが活躍していましたね。いいことだ。しかし、タンタの大工ハートが強くてよかった。しかし、この世界の神は本当に〇ですね。2022/12/09
niz001
7
水着&タンタ巻。最後の最後で『シン』が不穏。2022/11/14