角川スニーカー文庫<br> 真の仲間Episode.0 今だけ最強の走竜騎士は、いずれ無双の妹勇者を守り抜く

個数:1
紙書籍版価格
¥726
  • 電子書籍
  • Reader

角川スニーカー文庫
真の仲間Episode.0 今だけ最強の走竜騎士は、いずれ無双の妹勇者を守り抜く

  • ISBN:9784041096604

ファイル: /

内容説明

生まれながらにして圧倒的高レベルの剣士、ギデオン・ラグナソンは『勇者』の兄だ。
いつの日か人類を救うであろう妹を守り抜く為、研鑽を重ねる日々を過ごしていた。
そして、遂に災禍の日は訪れる。兄妹の故郷は魔王軍に強襲されるのだが、今や並ぶ者がいない程の騎士へと成長していたギデオンは村人達を鼓舞する為、妹ルーティが宿命の勇者であることを明かす。
「俺達は『勇者』の軍だ! ならば仇に向けるのは、恐怖ではない。応報の怒りであるべきだ!」
剣戟に舞う天才騎士と勇者の力に目覚めた少女の運命が今、静かに動き出す――。
のちに人類希望の双翼と謳われる兄妹、旅立ちとはじまりの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

28
ルーティ・ラグナソン15歳。今、旅立ちのとき…。故郷の村を魔王軍から取り戻そうと闘う勇者ルーティの『初めての戦争』が描かれた、まさにエピソードゼロという本作。まだ弱いルーティを守るギデオンの頼もしさ。自分の強さがいつかルーティに追い抜かれることを自覚し、「今だけ」最強でも慢心しないその姿に惚れ直してしまうな。ほのぼのスローライフの本編と違ってずいぶん殺伐とした番外編ですが、こういう「戦記もの」のは読んでいてワクワクします。こちらの物語もぜひシリーズ化して欲しい。2020/11/29

げんごろう

12
最強な兄妹の“旅立ち”と“はじまり”の物語。 “勇者”としてまだまだ未熟なルーティと、彼女を支える“導き手”としてのギデオン。 彼らがどんな想いで故郷を旅立ったのか、そして二人の絆が如何に強固なものなのか再確認できました。 シリーズの前日譚として大満足な一冊です。2020/12/07

真白優樹

10
本編開始の随分と前、まだアレス達と出会う前、ギデオンが追放される随分と前。ギデオンとルーティの始まりを描く前日譚となる今巻。世界の行方なんて知った事かと言わんばかりにスローライフしている本編とは違い、ギラギラとして殺伐とした戦いに満ちた、本編とは全く違うぞくりとするような面白さがある巻である。彼等だったからこそ悲劇を防げた、守り抜けた。だがしかし、この先の未来に待つのは別離と崩壊。果たして、何処か悪辣な加護に導かれるように始まった兄妹の旅は、どんな道を辿っていくのか。 次巻もあるなら楽しみである。2020/12/24

尚侍

10
ものすごく面白かった。本編の方もいい感じで進んでいますが、主人公とルーティの過去にこれだけのことがあったことがわかり、物語の奥行きが広がる好エピソードだったように思いました。やはり主人公がしっかりしている作品は筋が通っているというか、加護の力があったにしてもここまでひたむきに努力し続けた主人公だからこそ本編のような境地にたどり着けたわけで、読んでいて胸が熱くなりました。持って生まれた能力を生かすも殺すも自分次第なんていう気持ちに自然になれるのはなかなかないので、そういう意味でも非常に読み応えがありました。2020/12/15

シャルシェ

5
本編でほんの少しだけ語られていたギデオンとルーティの過去を掘り下げるスピンオフ巻。ひたすらルーティのことを考えて、きっと加護がなかったとしても今できる最大限をやろうとする兄の想いが良かった。本編のエピソードにより深みが出る話なので、本編を読んでいる方はぜひこちらも読むべきと思った。次も楽しみ。2021/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16904670
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数16件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす