内容説明
文化祭も期末テストも大人のメンタルと社畜力で乗り越えてきた新浜は、球技大会という新たな課題に直面していた。春華に良いところを見せるため、新浜は筆橋にコーチを頼んで猛特訓を開始して……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
42
【BW】文化祭や期末テストが終わり、一学期最後の行事・球技大会が始まる。球技が大の苦手な新浜は、陸上部の筆橋舞に稽古をつけてもらうに…。と、前半はスポ根、後半は夏休み序盤のあれこれが語られる今回は、春華が新浜に向ける気持ちに焦点が当てられています。新浜が親しげに女性と接する様子にやきもき。これまで感じたことのない「嫉妬」という感情に直面する春華の戸惑う姿が実に微笑ましいですね。それが「好き」という気持ちだと気付けば、さらに面白いラブコメに発展するでしょう。続きを楽しみにしています。2022/10/08
よっち
42
文化祭も期末テストも大人のメンタルと社畜力で乗り越えてきた心一郎。球技大会という新たな課題に直面し、春華に良いところを見せるため、筆橋にコーチを頼んで猛特訓を開始する第三弾。前回の人生での球技大会の苦い過去を思い出し、繰り返さないために特訓をする心一郎の成果。そして心一郎とメールを始めて交流が増えてゆく中で見知らぬ女の子と一緒にいる彼を見かけて動揺する春華。傍からみたら苦笑いする勘違いでしたけど、そこからの予想外の微笑ましい急展開はなかなか良かったです。娘が好き過ぎて悶え狂う春華パパも効いてました（苦笑）2022/09/30
わたー
34
★★★★☆シリーズとして安定してきた気がする。今回は球技大会とお泊りイベントの2本立て。社畜時代のスキルが一切使えないスポーツ分野を、これまで交流を深めてきた人たちの助けと、彼女に対する愛で以って乗り切るという展開は、これまでのような彼自身のアドバンテージを活かした解決ではなかったものの、これまでの積み重ねを感じるものでよかった。お泊りイベントの方も、ヒロイン側だけでなく主人公側の外堀も順調に埋まっていっているのには流石に笑った。全体的にほっこり読めるいいシリーズになったと思うので、続刊をお願いしたい。2022/10/18
オセロ
33
前世で苦い思いをした球技大会を筆橋さんの協力と自身の努力で乗り越え、迎えた夏休み。 ひょんなことから心一郎宅にお泊まりすることになった春華。周りの反応と自分がしたことを思い出して、春華も心一郎のことをようやく意識しだしたようにですし、そろそろ進展があっても良さそう。 それにしても、春華パパと心一郎のやり取りは安定の面白さ(笑)2022/10/03
まっさん
31
★★★☆ タイムリープで青春をやり直す主人公･新浜が、過去の自分が取りこぼしてきた物を纏めて救おうとするラブコメ作品第三弾。 今巻では運動が苦手な新浜が努力する球技大会編と、とある出来事からヒロイン･春華が新浜の家に一泊するお泊まりイベントを描く二部構成となっていました。 正直今巻ではあまりタイムリープ要素は感じられず、過去の知識や経験を生かしてどうこうするというよりは持ち前の根性で努力し、偶然が重なる事で発生するイベントだったので若干の勿体なさを感じる事はありました。 ただ、シンプルにラブコめ物とし→2022/11/16
