内容説明
140万部超の大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズ著者の最新作!
本書に登場するキノシタ君のように、境界知能やグレーゾーン(の疑い))の子どもが、非行に走ってしまうケースが多々あります。
本書でご紹介する「児童養護施設」や再非行少年を受け入れる「少年院」教育のあり方は、学校や日常生活で困っている子どもを支援するための何らかのヒントとなるはずです。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもちかめ
20
宮口先生、言いっ放しじゃなくて、教師を啓蒙する本をたくさん書かれておられる尊敬する。内容は簡易的ですでにみんな知っている内容だけど、漫画にすることで忙しい教師もササッと読める。一番の肝は設定で、主人公教師が、ドンドコ見学しに行くのよ。少年院やら児童院やらに何度も通って話を聞きに行く。この姿勢が伝われば、それが大目的なんだと思う。先生たちは、どんどこ見学に行ってほしい。2024/07/15
せっかちーぬ
7
児童養護施設の中の子ども達がメイン。子どもを電気自動車、大人を充電器と捉えた話が、本当に分かりやすく、職場シェア決定!「人気者じゃないのよ。試されてるのよ」声を大にして言いたい。限られた時間だけど、そして、現場の子は自分の子じゃないけど、緩やかに信頼関係を結びながら、彼らが困ったり疲れたりした時にいつでも戻れる充電器でありたいなと思う。2023/03/18
言いたい放題
3
なんか漫画多め? 愛着障害? パーソナリティ障害?2023/07/31
阿東蘭太(あとうらんた)
3
少年院でいくら更正教育をしても、社会の理解が追い付かなければ無意味ですな。 居場所がない人は悪い人間から誘われやすいし、誘いに乗りやすいし。 キノシタ少年、受け入れてくれる大人が現れたと思ったらいきなり去ってしまうなんて、それは人生に暗い影を落とすよな。 ただ、大人が子供にとって安心した充電器となるためには、大人も余裕がある必要があるけど、これからは余裕がない大人も増えていくだろうから、ますます厳しくなるだろうな。 九条さとし、インテリの嫌味君かと思いきや、彼も温かい奴だったとは。2022/09/26
必殺!パート仕事人
2
コグトレ、漫画になると分かりやすいな~。大人になってからでは遅いかな。2023/02/26