内容説明
【増補決定版】ウルトラマンを見よ
初代『ウルトラマン』がテレビで放映され、
空前のブームとなったのは1966年のこと。
それから半世紀以上が経った2022年、
今までにないスタイルの空想特撮映画である
『シン・ウルトラマン』が大ヒットを飛ばした。
新しいウルトラマンはどのようにして生まれたのか。
『シン・ゴジラ』で特撮の可能性を世に知らしめた
庵野秀明と樋口真嗣は、何を描こうとしたのか。
出演者の声や制作の舞台裏をひも解くと同時に、
歴代のウルトラマンシリーズやヒロイン、
人気怪獣を振り返る増補決定版。「ウルトラマンシリーズ」、あの名シーンをもう一度
『シン・ウルトラマン』の魅力は、どこにあるのか?
『シン・ウルトラマン』をもっと楽しむための、『ウルトラマン』解説
成田亨が描いた、ウルトラの原点
出演者たちが語る、作品への想いと制作現場の舞台裏
斎藤 工/西島秀俊/長澤まさみ/有岡大貴/早見あかり
[コラム:核と侵略の寓話『シン・ウルトラマン』]稲垣貴俊(ライター・編集者)
[コラム:世界規模で求められるこれからのヒーロー]杉山すぴ豊(アメキャラ系ライター)
三者三様の視点で、「シン」を読み解く
岩井俊二(映画監督)/田中宗一郎(音楽批評家・編集者)/氷川竜介(アニメ・特撮研究家)
地球を守った、究極の必殺技はコレだ!
全部見せます!ウルトラワールド
新シリーズがスタート!『ウルトラマンデッカー』
ファンの胸に宿る、ウルトラマンへの飽くなき愛
博多大吉/中村獅童/片桐 仁/ミハラヤスヒロ/柳家喬太郎
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……ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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13
ゼットが"押しかけ弟子"と紹介されてて最高w▼稲垣貴俊さんの『シン・ウルトラマン』考察がとても良かった。現実の中心に虚構(怪獣)がいる『シン・ゴジラ』に対して、虚構に虚構を重ね(怪獣、宇宙人、対策班)ながら現実を炙り出していくのがシンウル。後者は、虚構と対峙するというよりは包みこんでいるようにも見える。ゆえの物足りなさもあるけれど、だからこそのトリッキーな魅力も満載なのよね。2022/08/12
キュー
0
マニアには物足りないかも知れないが昔は好きだったけど最近シン・ウルトラマンが話題だからと気になった人とかには再履修って感じで読める本かな。シンを読み解くなどのコラムのコーナーは割りとみんな良かったと思う。シン・ウルトラマンに関してはまぁネタバレも無く映画上映前の記事の再録がほとんどなので知らないでこの本を読むと肩透かしに感じてしまうかも。斎藤工さんと西島秀俊さんの対談はもっとちゃんと読みたかったなぁ。2ページじゃ物足りない。2022/11/12