内容説明
ハル達とともに世界を救い、その後世界を滅ぼしかけた大英雄――【剣聖】三日月冬夜。
黒外套や女神教を裏から操っていたのは、まさしく彼だった。
そして次の狙いは――帝国・王国・同盟による三列強首脳会談が開催される、レナント王国王都!
だが、王国はレベッカが逃げてきた生まれ故郷で――
「大丈夫よ、ハル。昔みたいに、泣いたりなんかしないわ」
しかし、育成者とともに成長した【雷姫】レベッカは、過去と真っ向から対峙することを決める。
ハルに育てられた弟子たちも大集合し、最強の英雄との戦いの火蓋は今、切られた!
【育成者】伝説、全ての過去と向かい合うクライマックス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
レベッカの故郷で三列強による首脳会談が開かれる中、冬夜との決戦が始まる最終巻。―――果てぬ時代の大河の中、未来に歴史を繋ぐために。 ハルの最古参の弟子達も集い最終決戦の幕が上がる中、ハルの正体や秋の死の真実が語られる総決算となる巻である。それは変わる時代の中に何か影響を与えられずとも、時代を繋ぐ力となる。戦いは終わらず、これからも続く。だが人の世界になりつつある世界も続くのである。ハルとレベッカ、二人の英雄が繋いだ未来への希望は、彼へと継がれた。だからこそ未来の宿題は彼の中に。 うん、とても面白かった。2022/08/05
みどり
7
打ち切り、というか、消化不良のまま完結。 最後、かなり駆け足で、「黒禍」と「剣」は今どこに?的な終わり方。2022/08/16
菊地
6
ハルの名前の由来や正体のこと等が明かされたのは良かったけど、最後に豪快に年月を飛ばされたエンド。「戦後」に生き残ったキャラが過去について振り返る哀愁漂う雰囲気自体は嫌いじゃなかったけど、正直消化できないモヤモヤが残ってしまった印象がある。 正直「俺達の戦いはこれからだ!」エンドの方がスッキリと読み終えられた気がするくらい、ハル・レベッカ・タチアナのことなどあやふやな部分を残してぶん投げられた気がする。 好きなシリーズだったからこそ、このビターな読後感を引きずることになりそう……とりあえずお疲れ様でした。2022/12/04
み
3
登場人物の多い本作、主人公は一応レベッカだったようですね。読み終えて別作品『公女殿下〜』とそう繋がっていたのか、とおぼろげに理解しました。2022/08/12
希マサキ
2
育成者のハルとその教え子達の物語も今回で最終巻! 正直もっとゆっくりと読みたかったけど、語られなかった古き英雄達の物語の真相を知ることが出来て良かった。 けど、やっぱりレベッカやタチアナ達以外のほとんど出番のなかった英雄達の活躍も見てみたかった。 この後の歴史は遠い先の未来にて語られることを期待しておこうかな。2022/08/27
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