内容説明
直木賞作家の魂の叫びが、ここにある
幼いころ過ごした台湾の原風景、
直木賞受賞作『流』のモデルになった祖父の思い出、
サラリーマンになりたての頃の愚かな喧嘩、
マエストロの資格を取るほど惚れ込んだテキーラ、
そして、愛する本と音楽と映画のこと――。
売れなかった時代も、受賞直後の狂騒の日々も、この人の姿勢は変わらない。
作家の魂に触れるエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
71
東山さんのエッセイ集だが、自身が生活の原点だと述べている、本、映画、音楽のことを中心に、お酒が好きでテキーラへのこだわり。台湾で生まれ日本に移り住んだ生活の違いの事等、様々入っているが、特に全体の半分以上を映画の評論で占められていた。筋金入りの映画好きのようで、短いながらも一本一本に込められた愛情があふれていた。自分も観たもの、観ていないものあったが楽しむことができた。台湾と日本との関係についての記載は、とても真摯な内容で改めてよく知ることができた。作家、東山彰良の一面を垣間見られる一冊。2019/06/28
voyager2
2
映画に関する感想が面白い。B級ものが多いのでアマプラで見れるの結婚ある点有難い。2022/07/31
バーニー
0
★★★☆☆2020/09/27
vivi
0
★★★★☆2019/05/08