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内容説明
美央の傷の核心に触れてしまった堂原は…
「堂原は、大我が異世界転生したって話
信じてくれてるんだよね?」
息子の大切な物を探そうと、夫のいぬ間に帰宅した美央だが
そこで夫と遭遇。
美央の悲痛な叫びは夫に届かず、更に傷をえぐられてしまう。
悲しみを抱えたまま堂原のもとへ急ぎ、安心した美央は
彼女の“見たい世界”を堂原にぶつけ、
「息子が異世界転生したって信じてくれてるんだよね」と確かめる。
ついに露呈した美央の核心に、堂原は…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
24
息子の死を受け入れられない美央は、息子が異世界転生していると思い込む。思い込もうとしている?信じていた堂原にも否定されて...。美央はどうなってしまうの?2022/11/20
のれん
10
遂に直面する根本の問題。 なんで行ってしまった誰かを追いかけるのか。それは結局自分のためだ。葬式をやる理由に残った人が心の整理をつけるためと聞くが、人それぞれで折り合いをつける方法は違う。 親父の春司は家庭を支える者として、時間の流れで消えていく周りの労いの言葉に耐えることを選んだ。 きっとそれは現代の労働者として普遍的な光景だと思う。 それをぶちこわした彼女の行動もまた人間として当然の思考だ。 個人的にはこればっかりは時間以外に解決する手段を私は思いつかない。作品のまとめに期待したい。2022/07/17
Decoy
2
悲しくて辛いお話なのに、心を落ち着かせてくれるような雰囲気もある。次の巻に、幸せな展開が待っていてほしい…。2022/10/23
わーぷ
2
旦那も友人も自分の話を聞いてくれない中、唯一の理解者だと思っていた堂原にも曖昧な態度を取られ失踪する美央。元々自分のことしか考えてない旦那と、美央の為だと思っていたことが結局自己満足でしかないことに気付いた美央の友人たちの対比が面白いですね。そして堂原もまた・・・。2022/07/20
東晃
1
旦那側、ただ息子が死んだという事実を誰かと共有したい部分はあると思うんだけど、そうなったとしても全然救われる気がしないんよな。「異世界転生したっぽい」の「っぽい」の部分に込められた祈りをどうにか他社と共有できればなと思う 星四つ2022/07/19