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内容説明
この世界で最も大きな喪失感と向き合う物語
それでも、ひとは…
その消えぬ悲しみと共に生きていく。
「元に戻っただけなんだ。
異世界転生しようとする母親から、
息子を亡くした母親に。
俺は何もできない無力な男に。
それなのに考えてしまう
美央さんを助けたいって」
堂原の祈り、そして
美央の前に現れた僅かな光。
――涙と希望の完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブ
26
完結巻。息子が突然死んでしまったら、それを受け入れることなんてできない。できるはずない。きっとどこかで生きているはず、会いたい、会いたい、会いたい。それでも残された人は生きていく。2023/02/20
わーぷ
5
「私の息子が異世界転生したっぽい」この少しおとぼけた感じのタイトルからは全く想像できませんが、これは息子を事故で亡くした母親が自殺しようとしている物語です。主人公が現世で亡くなった後に異世界で活躍する物語は数あれど、現世に残された主人公の家族はどんな気持ちでいるのでしょうか。その答えの1つがこの作品であるように思います。紆余曲折はありましたが、初登場以来ずっと喪服のような黒い服を着ていた美央が、明るい服を着て笑っているこの最終巻の表紙を見るだけで救われた感じがします。とても良い作品でした。 2023/01/26
ユウキ
2
「異世界転生は物語なんだから」5巻までよんだからこそ、このセリフの奥深さが沁みる。 これは本棚キープ2023/11/27
Decoy
2
完結。物語に救われる物語。2023/03/01
東晃
1
このくらいの温度感がちょうどいいというか、人と人との関係として個人的にしっくりくるなと思う。良い漫画だった 星四つ2023/01/24