内容説明
黒ねこサンゴロウは、失われたうみねこ族の宝をもとめてケン少年と旅にでる。海に生きる黒ねこサンゴロウの冒険ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
93
ひとり旅の好きな男の子ケンと、立って歩く黒ねこサンゴロウが特急電車で出会いました。なんとサンゴロウは切符をもって乗り込み、ケンと日本語で会話もできるんです。電車の席でお弁当を食べたり、サンゴロウの昔話を聞いたり.....私も電車旅がしたくなります。そして、サンゴロウの目的は宝探しであることが判明します。宝物探しというのは、大人でもワクワクしちゃいます。ケンも宝探しを手伝います。そして、見事二人はお宝を見つけるのです。それはウミネコ族のお宝。そして、このお宝から新たな冒険が始まりそうです。2019/07/01
つくよみ
67
図書館本:ひとり旅が大好きな主人公。心配する母親を尻目に、単身赴任する父を訪ねて小旅行に出発することに。乗り込んだ特急列車。その隣の席に座ったのは・・・なんと、猫。そんな縁で、サンゴロウと名乗る猫と、宝探しをすることになった少年のお話。目的地の手前で途中下車しての宝探し。取り立てて大きな事件は無いのだけど、何故かわくわくさせられる展開。ちょっとした危機を乗り越え、地図を読み解き、サンゴロウが手にした宝物とは一体・・・?少年が手にした分け前。冒険の対価に相応しい、ロマン溢れるものだと思う。2013/11/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
竹下文子さん作、鈴木まもるさん絵。シリーズ第一弾。一人旅をしていた少年ケンが、ある時偶然、電車の中で隣に座った黒ねこサンゴロウと宝さがしの旅をするお話。冒険ってワクワクドキドキ。続きがどうなるのか楽しみ。2020/12/06
小夜風
27
【小学校】「黒ねこサンゴロウ」、もちろんサンゴロウが主人公だと思っていたら、意外にもひとり旅が好きな男の子ケンが主人公で驚きました。長期出張中のお父さんに会いに、ひとりで特急に乗り込んだケン。出発の駅のホームまではお母さんがついて来たし、到着する駅ではお父さんが待っているし、ほんの3時間のひとり旅……の筈が、黒ねこのサンゴロウと相席になり……。面白かった♪ファンタジーだけど現実的で、親への言い訳も凄くリアル(笑)。こんな冒険しちゃう子、ホントにいそうです。この後はサンゴロウの冒険が続くのかな?楽しみです♪2015/07/17
かおりんご
26
児童書。黒猫サンゴロウシリーズ第1弾。ひとり旅が好きなケンが、電車の中で乗り合わせたのは、宝探しに向かう黒猫のサンゴロウだった。サンゴロウに誘われて、ケンは途中下車する。宝を見つけるまでがドキドキして、子どもが好きな展開だと感じた。私のイメージ、大阪から和歌山に向かう南海の特急サザン笑笑 一人読みビギナーさん向け。2019/10/10