だいわ文庫<br> 貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持

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だいわ文庫
貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持

  • 著者名:平谷美樹
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 大和書房(2022/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479320159

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内容説明

「無いものはない」の看板を掲げる貸し物屋・湊屋両国出店の主は、美形だが口の悪さで知られる江戸娘、お庸。まっすぐな心根を持ち機知に富み、物のみならず知恵も貸す娘店主にはいつしか味方が増えていく。
江戸っ子の暮らしを支えるレンタルショップ湊屋には、今日も訳ありのお客が訪ねてきて──。
厄介事も無理難題も持ち前の好奇心と人情で解決する「貸し物屋お庸」が帰ってきた!
お客が求める貸し物の蔭に隠れた秘密や謎を見抜いて収めるお庸の知恵と優しさと心意気が痛快な、読み心地満点の書き下ろし時代小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

86
すっかり失念していたシリーズ。なので、登場人物も徐々に思い出していくという有様で…。「無いものはない」を看板に江戸のレンタルショップの出店で働くお庸。口が悪くて男勝り、女だてらに意地を張って商売してる割にはどこか純情。男女の機微に疎いし、惚れた男の前だけは敬語使い。借り手に不審なところがあると気になって調べるという妙に好奇心旺盛な女性。おかげで陰間の綾太郎と知り合うという新しい出会いも。赤子の捨て子事件もあれば家族を捨てた父親の後悔と懺悔の話もあり。陰間長屋の住人たちとの今後も楽しみ。今度は覚えておこう。2022/05/31

真理そら

60
『~謎解き帖』になって新装開店(嬉しい)。人物紹介があるのも嬉しい。相変わらずあらっぽい言葉遣いのお庸だけれど湊屋本家の主・清五郎の前では借りてきた猫的なのがかわいい。綾太郎という魅力的なキャラも登場してきた。清五郎の背景やお庸と神坂家二万石や橘家の関わりが謎のままなのが気になる。「ちびた下駄」でのお庸の複雑な気持ちと成長ぶりがいい。2022/05/17

kei302

59
ありがとう「だいわ文庫」続きは読めないと諦めていたのです。「招き猫文庫」から転戦! 謎を解決してお終いではなく、落としどころのつけ方や大団円が全てではない結末など、ラノベレーベルでは出せなかった深みがあって、味わい深かった。恋バナや悩みを語り合える葭町の綾太郎、新レギュラー入りも嬉しい。2022/07/26

ぽろん

36
久しぶりのお庸に嬉しくなりました。清五郎は、お庸の事、どう思ってるんだろう。愉しくサクッと読了。2022/06/12

はにこ

34
もうこのシリーズの続編は読めないと思っていたから出版されていて驚いた。図書館にも無かったので購入。蔭間の皆が仲間入り。綾太郎はじめとする蔭間メンバー最高。その分清五郎の出番は少なめ。庸の恋の行方が気になる。言葉遣いは相変わらずだけど、ちょっと女らしくなってきた庸に期待。2022/12/05

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