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内容説明
沈みゆく世界で住む場所を奪われた「舟人」。彼等は経済優先の社会が生み出した難民だ。人々の差別意識はいつしか暴走を生み、舟人の持ち船を東京湾へと放ってしまう。大量の漂流船と化した船の中に取り残される少女。出動命令で取材陣と共に現場へ向かう諒、やがてこの救出劇が日本中を巻き込む事件へ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
4
最終巻を読む前に復習しようと、再読しました。レビューは以前書いたので今回は簡潔にしますが、何度読んでも差別と人間の醜さにダメージを受けますね。そして諒さんの、どんな時でもひるむことなく堂々と人命救助に当たる姿が、カッコ良くて眩しくて惚れ惚れしました。と同時に、デコ君の余計な行動に再度イライラするのです。ですが、悪い人ばかりではないと希望を持って、最終巻に臨みたいと思います。2022/09/15
かなっち
3
１冊丸まる、差別について考えさせられる内容でした。極限状態だと、余裕もなくなって本性が出るのも分かります。ですが諒さんの、「消防は犯罪者宅だと火を消さないでしょうか？」「私は海上保安官です」「それが自分の職務です」と暴動を起こした人々への淡々としたセリフに胸を打たれました。どんな時でもひるむことなく、堂々と人命救助に当たる姿が本当にカッコ良くて惚れ惚れしますね。顔もイケメンですし（関係なし？笑)。なのに、デコ君の余計な行動のせいで怪我しちゃうなんて…怒！！モヤモヤは残りますが、その後のツイッターの感謝の→2022/07/14
毎日が日曜日
3
★★★2022/04/24
