ことのは文庫<br> 陰陽師と天狗眼 ―冬山の隠れ鬼―

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ことのは文庫
陰陽師と天狗眼 ―冬山の隠れ鬼―

  • ISBN:9784867162194

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内容説明

狗神退治を無事に終えた広島県巴市の公務員陰陽師・宮澤美郷(みやざわ・みさと)のもとに、
新たな「特殊自然災害(もののけトラブル)」解決の依頼が舞い込む。
同時にフリーの山伏・狩野怜路(かりの・りょうじ)のもとには、出雲から内密に
人捜しの依頼が来ていた。捜す人物は鳴神克樹(なるかみ・かつき)。
それは、美郷の愛する弟だった。
調査を進めるうち、二つの事件に共通のキーワードが浮かび上がる。
それは「鬼ごっこ」――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dolce vita

25
シリーズものと知らず2巻から。家族でなくとも家族のように強く絆を結ぶことはできる。そしてそれは決して不幸や馴れ合いではなく、いろんな形の生き方があるんだと教えているよう。もちろん家族の繋がりを否定するわけではなく。複雑な家庭環境と不思議な世界と、今に残る昔ながらのモノを結び、折りをつけるところは面白い。しかし白太さんの謎がつきまとう。これは1巻に書いてあるのだろう。#NetGalleyJP2021/11/03

RIN

21
レーベルはマイナーでキャラ小説感が強いけど、ここ最近で一番よく出来てる怪異譚だと思う。抱えた過去と共に生きる、主人公達が悩みながらも逞しく成長する姿に心が揺れた。拗れに拗れた兄弟の縁。心に巣食う黒い影。移ろう関係性。寄り添い、向かい合い、並び立つ。人と人との在り方は月の満ち欠けに似ている。目線を合わせて慰めてくれた兄はもういない。けれど、これからはきっと心から想い笑い合える。克樹は少し大人になって、美郷は寂しいけど誇らしくて、怜路は唯一無二の相棒を手に入れた。今回のMVPは白蛇の白太さん。可愛いが過ぎる。2022/05/05

18
美郷と怜路のきちんと自分と相手は他人同士と理解しあってるうえで求め合ってて認め合ってる距離感が絶妙で、たまらなく好きです。 たまたま、奇異なことに動じなくて、隣にいても嫌なことされなくて……って、もしかしたら別のひとでもいいのかも…って、ほんの偶然のかさなった出会いかもしれない――だけど、困ってたら手を差し伸べたい……傍にいて欲しいんじゃなくて、自分が隣で肩を並べていたい…って積極的に思えるような関係は、もう別のひとでは取り換え効かなくなってるよね。そこはもう、自分たちで積み上げた繋がりだよね。2022/02/07

すがはら

16
白蛇さんがしゃべれるとは、便利。ただ、ごっくん攻撃はそう毎回使えるものではないようで、そこは万能ではないのですね。土地の習わしや伝承を知らない移住者一家が呪いのターゲットになるなんて、ビーチで最初にジョーズに襲われる海水浴客みたいで可哀想。何か酷いよーと言いたくなる。とにかく無事に助かって良かった。鳴神家の弟君が登場したけどなかなか美郷としっかり話せなくてヤキモキしました。意外とのびのび育っていたお兄ちゃんっ子で、今後が楽しみな子です。蠱毒の呪詛を仕掛けた人は登場するのか。その前に水難事故と天狗の話かな。2023/07/17

てみさま

10
シリーズ第2弾はボリュームたっぷりで読み応えがありました。表紙のイケメン&白太さん、ありがとうございます。ようやくと言うか、とうとうと言うか「相棒」と呼び合えるようになった美郷と怜路。願わくば互いに家庭など持たずに二人で生を全うして欲しい…なんてね。2023/09/30

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