内容説明
「もしも、俺になにかなりたいもんが見つかったら、そん時はよろしくな」
東雲は夏織の“父”になりたかった……。
夏織は東雲の“娘”になりたかった……。
幽世唯一の貸本屋を営むあやかしで付喪神の東雲と人の子である夏織。
異種族の父娘(おやこ)に今、それぞれの決断の時が訪れる――。
笑いと涙と人情の、どこか優しい幽世の物語
――堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
27
今まで知らなかった、この貸本屋がなぜできたのかという話、東雲さんが付喪神になった掛け軸の話、いろんな秘密が明かされていくのが面白くもあり、これで最後かと思うと名残惜しくもあり。また、いつの日にかこの続きの物語を読むことができたら嬉しいなと思うのです。2021/11/20
a43
7
シリーズ終わってしまった。結構美術や文学界の大物が登場して、想像力すごいなと思った。安心して子どもにも勧められる2022/07/18
kankan
5
東雲の過去切なすぎる。 もっと読みたいとは思うけど、だらだら続くのもあれだし、これくらいが丁度いいのかな。 短編あるみたいなので、出るまで待とう!2022/03/15
hotate_shiho
4
東雲は本物になりたくて夏織の本当の父親になりたくて、夏織は東雲の本当の娘になりたかった。この二人は誰が何と言おうと本当の親子でした。夏織には水明がいる。凄く素敵なお話でした。2021/11/27
ミント
2
★★★★★2022/04/16