内容説明
■大人気シリーズ、待望の第3巻!!■
七夕の頃。銀市(ぎんいち)と旧知の神使・灯佳(とうか)を助けた珠(たま)は、礼と称してなぜか五歳の姿にされてしまう。望んでいない礼に困惑するが……?
時をあわせたように、神隠しの噂が店に持ち込まれる。珠は子ども姿でも役に立ちたいと努め、解決の糸口を見出す。しかし同時に、幼い体に引きずられ、独りではままならぬ感情と経験を噛みしめる。
人に上手く頼れぬ彼女に、銀市たちの慈しみが注がれ――自覚したのは、温かな気持ち。
一方その背後では、隠し神の噂を皮切りに、銀市や珠を巻き込む哀しい昔物語が蘇りつつあった。
■スクウェア・エニックス「マンガUP!」にて、コミカライズも好評連載中!(2021年10月時点)■
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dorimusi
43
3巻はそのうち来るだろうと思っていた妖怪の過去。まずは狂骨さん。軽く触れられていた狂骨さんが妖怪になった経緯からまぁ予想される感じの話しではあったけど楽しめました。最後の方で匂わされていたけど珠の故郷からの追手もくるのかな?続きも楽しみ。2023/10/10
はなりん
41
珠が意識や記憶はそのままに、5歳ぐらいの幼い体になってしまう。贄として生きる前ぐらいの年齢で、人に甘えたり頼ったりする事なく生きてきた珠に、銀市や狂骨は甘やかす。珠も少しずつ心を取り戻していく。そんな中、狂骨の悲しい過去と向き合い銀市との心の距離も近づいていく。珠の能力の事など不穏な要素はまた出てきましたが、珠と銀市のゆっくり進む恋愛が楽しみ。2022/05/08
mariann
38
3巻目。今回は銀市が昔師事した神の使い、灯佳様登場と狂骨さんの物語。…すごく良かった。大好きな狂骨さんを救いたいと思う気持ちがどんどん自分自身の成長、開眼へと繋がっていく珠。次回以降、珠の生い立ちや灯佳様が匂わせた不穏な予言が顕になっていくのか。楽しみ過ぎです。2022/05/07
雪苺
29
図書館本。狂骨さんの話は興味があり楽しめた。珠視点で進むので狂骨さんの話が多いのか偽札事件サイドの印象が薄くそういえばそんなこともあったな程度の認識で最後に纏まったのでここで繋がるのかと思った。銀市サイドの話も読んでみたかったなそこだけ不満。銀市への珠の気持ちは自覚してないけど周りの存在と違って特別だと思ってる。恋愛が亀進行なのが苛々するけど恋愛したことない珠だから心がツキンとしたり心が温かくなった描写はたくさんあれど名前をつけれないまだふわふわした状態なんだろうな。2024/03/16
starly
28
主人公、珠が5歳の子供の姿となってしまう和風ファンタジー3巻。 周囲はそんな子供姿の珠を色々と気遣い甘やかしながらほのぼのと子供の成長を見守るような話しだった。あまり出番の少なかった狂骨×珠の組み合わせ。その組み合わせがまるで母×子のよう。悲しい、寂しい感情を新たにはき出せるようになった珠。また1つの心情の成長があった今巻。2022/05/05
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