創元推理文庫<br> 影のない四十日間 上

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創元推理文庫
影のない四十日間 上

  • ISBN:9784488227036

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内容説明

クレメットとニーナは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドにまたがるサーミ人居住地でトナカイ関連の事件を扱うトナカイ警察の警察官。二人が配置されたノルウェーのカウトケイノで、サーミ人のトナカイ所有者マッティスが殺された。直前にクレメットたちが、隣人からの苦情を受けて彼のもとを訪れたばかりだった。トナカイ所有者同士のトラブルが原因なのか? サーミ人を排斥しようとする勢力、サーミ人の権利を主張する勢力、様々な思惑が入り乱れるなか彼らは捜査を進めるが……。フランス批評家賞など23の賞を受賞した傑作ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

63
トナカイにかかわる事件を専門に扱うトナカイ警察。ノルウェー担当の2人、クレメットはサーミ人の中年男性、ニーナは南からやってきた新人女性。複雑なサーミ人の歴史や風習をニーナが質問する形で進むので次第にわかってくる。この土地のトナカイは先住民族サーミ人が放牧をしている。そのトナカイ所有者が殺された。そして盗難事件。差別、伝説、鉱山開発。複雑な展開は一筋縄ではいきそうもない。極寒の地でのサーミ人の生活、文化がとにかく新鮮で面白い。進展しない事件にどう決着をつけるのか、下巻へ。2023/01/02

31
感想を読んで気になった作品。トナカイ警察、同化政策、文字ではない伝承、と知らないことが多過ぎです。でも、鉱物と太鼓と殺人の真相が気になりお話しに夢中です。下巻に進みます♪2023/02/11

シキモリ

30
先日NHKで放送されたテレビ番組(早春のヨーロッパ鉄道旅)にて、スウェーデンのラポニア地域に居住するサーミ人の暮らしぶりが紹介されていたので、作中の風習は割かしイメージし易かった。<トナカイ警察>とは随分と可愛らしいネーミングだが、調整役さながらの業務は必要以上に神経を擦り減らしそう。サーミの伝統的な太鼓の盗難事件に始まり、トナカイ放牧者の殺人事件、そこへ金鉱の在処を示した地質図が登場し、上巻の時点ではまだ着地点が見えない。派手さの欠片もない地味な作風だが、こういうの嫌いじゃないんですよね。続けて下巻へ。2022/03/14

ばんだねいっぺい

27
馴染めず何回か挫折した後、パワーで読み終えた上巻。未知の文化の新鮮さには、目を開かされるが、主人公のキャラクターが未だに雲を掴むようだ。2023/01/22

星落秋風五丈原

27
ほんとうにトナカイ警察っているんだ!というのがびっくり。2021/12/27

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