内容説明
“聖女”――それはアデウス国の象徴であり、神の代弁者。歴代随一の治癒と浄化の力をもつ第十三代聖女マリヴェルはある日、目を覚ますと周囲の人間から綺麗さっぱり忘れ去られていた。聖女を騙った冒涜者として神殿から追放されたマリヴェルは全てを失いスラムに流れ着くがただ一人、聖女を忘れていなかった神官と再会し再び聖女の座を目指して選定の儀式へ参加することに。ところが、マリヴェルに敵意をもつ何者かの影響か彼女の選定儀式はトラブル続きで……。これは力強くも健気、泥臭くも美しい聖女マリヴェルが、ささやかな幸せを取り戻すために奮闘する物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
19
★★★★★お薦めを聞いたので読了。面白かった。ある日、第十三代聖女のマリヴェルが目覚めると、自身の存在がきれいさっぱり忘れ去られていた。聖女を自称する冒涜者であると判断され、身ぐるみ剝がされてスラムへと戻った彼女が、自分のことをただ一人覚えていた神官エーレと再会することで、突然失った大切なものを取り戻すために戦うファンタジー。初っ端からハードモードでゲロ吐きそう。その出自のためか、マリヴェルの語りが、自分自身の境遇に全く頓着しない飄々としたものだったので、2022/11/30
しおり
12
神に選ばれた聖女のはずが一夜で全国民に存在を忘れ去られたマリヴェル。唯一記憶していた神官エーレと共に改めて聖女選定に挑戦するも、数々の困難や妨害が待ち受けていて…人的繋がりを全て絶たれ転落していく様子が酷いものの生命力溢れるヒロインのお陰で悲壮にならずに済んでいる状態💦各登場人物が魅力的な上『誰が、どうやって聖女の存在を認知消失させたのか』を解き明かすミステリーとしても読めてとても面白かったです。彼女の業績(法律・施設)は残っているのに、石碑や書類の名前が読み取れないってところも徹底してますね…2023/04/07
霖 - rin -
8
Kindle…この作品短編公開時に続編読みたすぎて、なろうで初めてコメントした作品。今もなお更新の度、読んでるけど、書籍で読み返すとまた謎が深まったり、あの伏線回収に繋がる片鱗見つけたりと、、、まだこの頃は良かった…まだ楽しかった…2024/03/07
史
4
上げて下げて落とされて這い上がる。そんな少女の物語かな。絶望的な状況から、天性の感覚で歯を食いしばりながら今を生きようとする姿は心奪われるものがある。これからどうなるのかは必見である。も、しかしこういうタイプはあまり長くやり続けると負のご都合主義が延々と繰り返されることが多いので、優先度は低いかな。それでもまあ、悪くない。2023/10/24
kokekko
4
90年代のライトノベルといまのライト文芸のあいだにある共通点/断絶に興味がある。この作品の読み口はそれらの中間地点だ。物語の骨子がしっかりしているのでわちゃわちゃしたかけあいがたびたび挟まってもあまりテンポは損なわれず、ヒロインはハードな展開に苛まれるがメンタルが強いのでいちいちうじうじしない(ここはギャグで済ませるには少し非人間的すぎて入り込めない感も)。鉈で切ったようなわかりやすさとテンポの速さが、今現在の若い世代にも受けているのか、それともやっぱりこの作品の読者の年齢層はそれなりに高いのだろうか。2022/12/14
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