内容説明
【ネビュラ賞・ローカス賞受賞】かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着くことになった弊機は、恩人であるメンサー博士の娘アメナらの護衛として惑星調査任務におもむくが、その帰路で絶体絶命の窮地におちいる。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺にもどれるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!/解説=堺三保
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fukumasagami
121
マーダーボット・ダイアリー続編、企業リムから救出したメンサー博士の娘アメナと共に研究活動からの帰還中の弊機(本来の名前は発音できない)を拉致したのはかつて大量虐殺を犯したステーションへの航路に便乗させてもらった大学研究船ARTだった。船内で敵性体に攻撃を受け連れ去られた先は一度廃棄された入植惑星だった。そこには異星文明からの汚染があり、ARTもに乗っ取られていた。拉致された人間を守りつつ、ARTを奪還した弊機は苦手とする人間たちと共に反撃を挑むがー。作中に登場するドラマ、見てみたい。2021/11/14
くたくた
107
仏頂面の弊機はともかく、この“女の子”は誰なんだ?な3冊目です。“マーダーボット”こと自称弊機は、今回も1行目からぶっとばしております。とにかく相変わらずいろいろとこじらせつつも、誠心誠意人間の友人たちのために奔走。心を分ける機械知性であるART(の機体)に拉致され、当のART本体(知性)はどうやら削除=殺害されたようだと判断したところで、情緒的に破綻。メンサーの娘のアメナは、最初はよそよそしかったものの、若者らしい柔軟さと情緒で、弊機と心を交わす存在になっていく。そしてまた、相変わらずARTが良い。2021/10/23
Kanonlicht
105
弊機ことマーダーボットシリーズの第二弾。主人公のツンデレ具合に拍車がかかり、もはやあざといとすら言えるレベル。一方で、廃棄可能な警備ユニットに自我があるという作中設定は、冷静に考えるとかなり恐ろしい話で、今回はそれがさらに発展し、機械のアイデンティティについて考えさせられる一幕も。これから読む人には、前作の内容を忘れているとついていけない部分もあるので、軽くおさらいしてから読むことをお勧めする。2022/01/03
なっぱaaua
99
翻訳モノが苦手なのに訳が秀逸で前巻はスルスル読めたのだが、今巻は何故か前半苦労した。でも盛り上がるにつれやっぱり楽しいマーダーボットの世界だった。弊機はネガティブ過ぎるよな。機械だからリスクを最大限に取るのは仕方の無いことなんだろうけど。ARTと弊機が機械なのにお互いに情緒が不安定になっているのって面白い。でも結局は仲良し。更に3号迄出てきて機械知性が増えていきます。次はARTとの旅になるのかな。メンサー博士との絡みももっと読んでみたい。ちなみに表紙の彼女は一体誰?2021/10/27
ぽんすけ
94
マーダーボットダイアリーの続刊。結構時間あいたけど登場人物のこととか思い出しながら読んだ。弊機のコミュ障っぷりは相変わらずだったが、なんだか前巻よりも人間っぽくなってるような気がした。プリザベーションでメンサーと素敵な信頼関係を築けてるんだね。あと前の事件の時のメンバーとも良い関係を持ててるみたいで、「仲間」として受け入れられてるのが嬉しかった。今回の事件には再び懐かしいARTが登場。弊機とARTの遠慮のないやりとりがとても心地いい。苦手だといいながら人間のこと絶対大好きやろ!な弊機の活躍を堪能できた。2025/10/14
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