双葉文庫<br> 鬼人幻燈抄 : 2 江戸編 幸福の庭

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双葉文庫
鬼人幻燈抄 : 2 江戸編 幸福の庭

  • 著者名:中西モトオ【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 双葉社(2021/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575525014

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内容説明

百七十年後に現れる鬼神と対峙するため、甚太は甚夜と改名し、第二の故郷・葛野を後にした。幕末、不穏な空気が漂い始める江戸に居を構えた甚夜は、鬼退治の仕事を生活の糧に日々を過ごす。人々に紛れて暮らす鬼、神隠しにあった兄を探す武士……人々との出会いと別れを経験しながら、甚夜は自らの刀を振るう意味を探し続ける――鬼と人、それぞれの家族愛の形を描くシリーズ第2巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

75
前作から10年の時が経ち、舞台は江戸へ。いつか妹を止めるため鬼を討つことを生業としている甚夜。血の繋がりはなくても、種族すら違っても、通い合う親子の情に心打たれる。「失われた幸福を抱えて歩くのは辛くて、だから人は大切なことも簡単に忘れてしまう。」何とも切ないことだが、失われたものは戻らなくても新たに築き上げられる関係もあるはず。甚夜も実父と酒を酌み交わせるようになるなんて。妹に会った時、恨みと情の狭間で甚夜がどうするのかはわからないけど、人の心を残したまま成長を遂げている甚夜のこれからを見守りたい。2021/10/10

はにこ

43
心に傷を抱えながら、江戸に出てきた甚夜。鬼退治の中で様々な出会いがあり、別れがある。せっかくできた飲み友達を失ったのは悲しかった。そしてそれを奪ったのが・・という結末も。表題の幸福の庭は、悲しいながらも心が温まる話だった。2023/09/12

那由多

22
あれから10年後、甚太は名を甚夜に変え江戸で暮らしていた。修羅の日々を過ごしてるかと思ってたが、心安らげる時があって良かった。2話目以外は養父がキーポイントになる温かい話だった。哀れな結末の2話目も、僅かの間とはいえ甚夜に忘れがたい記憶を残す交流となった。2023/12/11

kira

21
シリーズ2巻。帯の「アニメ化企画進行中」の文字に納得。兄妹、どっちか(これは両方か)鬼、復讐劇。完全に要素きてるwボンズさんあたりで作ってくれないかな。陰鬱な終わり方をした前巻から10年、鈴音を探しながら甚太改め甚夜は江戸へ。蕎麦屋の父娘がそう絡んできたかーと前巻より楽しめた。相変わらずな会話の違和感とか細かい設定の粗には目を瞑ろう。鬼を斬り鬼を喰いながら悠久の時を漂う甚夜にはまだ人の心が残っていて良かったと思うものの今後鈴音に目見えた時に彼は本当に妹を斬れるのか。その先は。続きが気になる。2021/09/14

starly

20
舞台は幕末の江戸。今だに刀を振るう意味を探し続けている甚夜。何処か一匹狼だった彼が人や鬼との出会いをしてく内に心に余裕を持つようになる。張り詰めてばかりではなく少しは立ち止まってみても大丈夫だと気付かせてくれる出会いがあり温かった。 鬼と人、それぞれの家族愛の形を描くシリーズ第2弾。2023/09/10

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