角川ホラー文庫<br> 怪談狩り 黒いバス

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角川ホラー文庫
怪談狩り 黒いバス

  • 著者名:中山市朗【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2021/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041116333

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内容説明

ある日突如現れる、黒いバスのような乗り物は、生者と死者の恨みを乗せて走る――今なお継続する怪異に震えが止まらない「黒いバス」他。本書収録作をまとめて読むことで恐怖が増す、本当に怖い怪談実話集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

39
中山さんの素敵な文章が、夏の暑い時期にステキな怖さを運んできてくれました。 今回のお話の中で「え、これって〇〇さんの話と違う?」という一編があり、現実と怪談の境目を感じてしまいました。 2021/08/30

高宮朱雀

21
本著のタイトルにもなっている黒いバスの存在が中々に怖い。暗い思いを乗せて、恨む相手に向けて発車するって…そりゃあ恨まれる方は因果応報だと思うので同情は出来ないし、それが死者の願いなら果たさせてあげたくはある。 けれど生者がそれを思うのは違うように思う。人としての怒りや悲しみの感情はともかく、そんなネガティヴな念で盲目になるくらいなら、視点を変える努力をする方が建設的だろう。遅かれ早かれ罰って当たるものだから。自分への戒めにもなる一冊だった。2021/09/06

chatnoir

20
この世に恨みを残した人が乗る黒いバス...お話が数件載っているんだけど、ばらばらに集まった話なのかな...怖いな。火車の話も怖いなぁ。親に乱暴できる人の神経も分からないし、死んでほしいほど憎い実子がいる親がいる事も信じたくない。色んな意味で怖い話だったなぁ。2021/11/30

チャッピー

18
「黒いバス」の話が場所を変え、人を変えて何度も出てくるのが印象的。繰り返されるほどに現実味をおびてきて不気味さが増した。2023/06/11

綾乃

15
シリーズ7冊目。 様々なシーンでの不思議な話や恐怖体験を綴っているのだが、今回はなかなかに怖い話が多かったように感じられる。 特に副題にもなっている「黒いバス」。 死を迎えようとしている人、死んだ人、恨みを持たれた人などの場所に現れ、人を乗せて去っていく黒いバスは現代においての火車といったところなんだろうか? 絶対に遭遇したくないし、乗らないでいられることを願う。2022/08/02

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